最近少しはブログの更新も増えて来ましたが、中々サラリーマン時代のようには、行かないですね。
今日は久しぶりに音楽の話題を。
私の音楽的嗜好として、"ミュージシャンズ・ミュージシャン"的な方の音楽を好んで聴く傾向があるのですが、まさにこのフラワーカンパニーズもそれ。
私が彼らを知ったのは、元々好んで聴いていたこの人のこれを聴いてから・・・です。
と、思ってYouTube探しましたが、削除済み。
斉藤和義の歌う「深夜高速」を聴いて、「これ、オリジナルじゃないよな」と思ってオリジナルを探して聴いたのが、彼らとの出会いでした。
彼らの代表曲とも言える深夜高速。でも、彼らはこれだけのバンドじゃないんですよね。デビューして二十数年、これまで私のアンテナに全く引っ掛からなかったことを後悔したくらい、初めての出会いは衝撃的でした。
一度耳にしたら忘れられない声のボーカル、自省的ながらどこか熱さを秘めた歌詞、パワフルな演奏と、まるでメジャー志向のない独自路線。これでメンバーチェンジが全くなく、バンドが継続していることに驚いてしまいます。Wikipediaをご覧いただければ分かりますがメジャーとインディーズを行ったり来たりでは、これ一本では食うにも困るような状況でしょう。それでも音楽性を変えることなく、これだけのレベルの音楽を発信し続ける彼らのパワーに、まずは圧倒されてしまいました。
これも、良いですね。ミュージックビデオに友情出演のプロレスラー、高山善廣さんの演技がはまり過ぎていて怖いくらいですが、"負けない負け犬"による"負けない負け犬"への応援歌、フラワーカンパニーズの本領発揮です。
さて、この9月に入り発売されたアルバム、「50×4」も、聴き応えがあります。
www.youtube.com再びインディーズに戻って2作目のアルバムは、これまでと変わらず日々の心の揺らめきを彼らの言葉で切り取り、そして音を乗せて描き上げる独自の世界。
詩の表現が、手垢に塗れたメジャーレーベルアーティストのそれとは全く異なり、斬新な視点で子供の純粋な気持ちのまま表現したかのような生きている言葉の連鎖です。しかもこれで相当な多作ですから、多少曲も作る私はどうやってこれだけの言葉を生み出すことが出来るのかと、少し尊敬の念を抱いてしまうレベルです。
インディーズになったとは言え、かえってその方が音楽性に余計な邪魔が入らず創りたい音楽を追求出来るのかな、とも思えました。でもやっぱり、本心としてはもっと売れて欲しいし、聴いて共感してくれる人を増やして行きたい。
微力ながらブログエントリーで、応援させていただきます。
フラカン、最高!