幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

投手交代。

M 2 - 5 D ◇千葉マリン◇観衆20,046人

D:○小笠原(3勝0敗)-岡本-S岩瀬(13セーブ)
M:小野-●藤田(1勝1敗)-薮田-小宮山

(ニッカンスコア) http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/il2007052304.html

上のリンクのニッカンスコア見てもお分かりになると通り、今日の敗戦は、まったく采配ミスですよ。っていうか、ちゃんと判断に必要な情報が、ボビーに入っているんですか?去年の後半に負けが込んできた時と同じようなパターンの負けですね。投手交代の必然性・タイミングを含めて、ボビーの独善性の悪い面がはっきり出た敗戦ですね。

まあ、ボビーの采配を良くは言っていない私ですが、今日はかなりキテましたね。8回9回の攻撃中に大嫌いなドラゴンズファンに良い様に喜ばれていたのも腹立たしいですが、私は二つのポイントを指摘したいです。

まず、晋吾の交代。7回終了でちょうど100球、出来としては悪くないです。1点のリード、中継投手の調子から考えて自チームの勝ちパターンとして藤田へスイッチしたのでしょうが、私はこの交代は、失敗したから言う訳ではなく、そもそも反対です。

味方がリードしてピッチングが変わるような先発投手なら分かりますけど、晋吾はそんなヤワなピッチャーではないです。晋吾の出来から言っても完投を狙わせても良いでしょう。結果的にこの交代を聞いたときの不安が的中し、逆転を許してしまいますが。。。

その逆転も、結果的には幸一のエラーで勝ち越しを許したのですけど、それよりも薮田の出来の影響が大きいでしょう。こういうブルペンの情報は、ベンチに届いていないのでしょうか?こんなに高めに浮いているのであれば、ブルペンでも分かったと思うんですね。こんな細かい情報が、ボビーの元に入っていないのかな?と感じた投手交代でもありました。

次には9回表の薮田続投です。もうリードを許していますが、1点差なら何があるか分かりません。こんなにボールの浮いている薮田を、なぜ続投なんでしょう?ここは頭から代えるべきでしょう。案の定、ボールの押さえの利かない薮田は連打を許し、リードを拡げられます。これがこの試合だけのことなら良いですよ。薮田の性格を考えると、こういう場面での晒しモノ的続投は、私は絶対に反対です。薮田の頭に、ドラゴンズに対する嫌なイメージを刷り込んでしまいますから。何せ今こそ中継ぎとして芽が出てはいますが、元々は“ノミの心臓”の薮田ですから。

せっかくの“連勝”が、つまらない采配ミスで結果的に五分で終わってしまいました。五分ならいいや、では済まされません。負け、という結果になってしまって与える選手への心理的ダメージ(幸一は自分に責任を感じてるはずです)、自信を無くさせるような続投(調子が悪いのに起用された薮田は、サンドバッグになってどんな気持ちでしょう)、代えなくても良い投手交代(自分で打たれたならまだしも、またしても勝ち投手を逃した晋吾の心中はいったい・・・こんなことでクサるような晋吾ではないですけど)・・・。まだシーズン序盤でこんなことが出ていては、今年の行く先が恐ろしいです。