幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

ちくしょう。

ついに、この時が来てしまいました。

消費者金融中堅「クレディア」が民事再生法申請

http://www.asahi.com/business/update/0914/TKY200709140376.html?ref=goo

消費者金融業界でも、クレディアは私にとっては特別です。何しろ私の勤めていた千葉の中堅消費者金融・パブリックを吸収合併した会社ですから。以前の同僚もまだ残っていますし、どうなっているのか非常に気がかりです。

私自身は経営者が違う会社にいきなり勤めろと言われても、尊敬できない上司と社長について行く気持ちはさらさらなかったので、2000年の8月15日、買収されると同時に会社を去りました。買収する側は、買った会社のシステムを一番理解している人間に逃げられるのは想定外だったでしょうが、そんなことは知ったことではありません。私のやっていた仕事ですから必要な内容はすべてドキュメントにして残してあります。ですから退職した後も業務内容で問い合わせを受けることはなかったですけどね。

石尾社長のコメントにもありますが、クレディアほどの残高では「三重苦」(貸付金総額規制・上限金利引下げ・過払い返還請求の増加)には抵抗することが出来なかったのでしょう。

私が経営者なら、貸付金総額規制と上限金利引下げはともかく、過払い返還請求は徹底して拒否するよう全社に指示をしますけどね。最初にみなし弁済を無効と言い張った最高裁の判事を相手に訴訟を起こしてやりますよ。だったらどうして貸金業規制法43条があったんだと。

消費者金融バッシングの本流を作ってきた与謝野がまた政権の中枢に帰って来ているこの時期に、何とも“ちくしょう”なニュースでした。