やっと届きました、“楽歌生”!
Amazonで在庫切れでしたが、私の注文していたのが発送されてから、「在庫あり」表示に変わりましたね(笑)
- アーティスト: えちうら
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2008/02/08
- メディア: CD
発売がメジャーレーベルからではない悲哀(?)でしょうか、地元のCDショップでも在庫が少ないえちうらですからAmazonで購入するのが確実かも知れませんね。
アルバムを聴いた感想・・・前作“えちうらいふ”のよく言えばバラエティに富み、悪く言えば散漫な印象だった仕上がりに比べて、サウンドのまとまりが数段良いですね。
歌詞は相変わらず陳腐系のラブソングが殆どですが、その詩の描写力や言葉の使い方は、成長を感じます。語りすぎず必要な単語が流れ出てくる感覚で、肩肘張らずに等身大の自分たちを歌っています。
この“楽歌生”では「幕張」が歌詞でところどころに出て来ますね。特に「ポラロイド」の“幕張SUNSET”とか、“ツインタワー”とか“ナンパ橋”なんて、ジモティにしか情景はうかばないだろうなあ、なんて思ってしまうほど地元を意識した歌詞が印象的です。
演奏は前作から既に申し分ないテクニックを身に付けていますから、えちうらのライブは楽しいでしょうね。CDでは貧弱に響く芳賀くんのボーカルも、きっとステージでは中々にパワフルなのではないでしょうか?
正直な感想を言うと、このアルバム、私が今まで聴いてきたアルバムの中でも、かなり好きな部類に入りそうです。キャッチーでフレンドリーなサウンドと適度にドライブ感のあるリズムセクションがイージーリスニングでは心地良いですし、ちょっと真面目に聞き込んでもメロディーラインにもひねり(当たり前の展開をして行かない)が効いています。アルバムのどの曲のどの部分を取っても、えちうらのメンバーが「オリジナリティ」に強く拘っている事が感じられます。
ただ、彼らがメジャーバンドになっていく為には難点が少々。
日本では元々ロック系のバンドはヒットしないんですよ。売れているシンガー・ソングライターは全てソロですし、メジャーとなったグループはみんな強力な個性のボーカリストが居ます。これは、私の知る限り例外は無いはずです。
えちうらの魅力は、グループとしての強さとサウンドのバランスにあると言っても過言ではないでしょうが、それが却って彼らのメジャー進出の障害になっているかも知れません。ものすごいインパクトのリードボーカルに引っ張られれば、メジャーへの道も開けるのでしょうが、それではグループの個性が死んでしまいそうで、悩ましいです。
でも、私はポニー・キャニオンから発売されていた頃の彼らよりも、今の方がのびのび個性的で良いと思います。メジャー系で型に嵌めて売られるより、苦労してインディーズからCDを出している方が、作品が自由に作れて良い物が出来るのではないかな、と思います。
で、このエントリーのタイトル、「ありがとさん」ですけど、私がこの「楽歌生」で一番好きになった曲です。柳ジョージとレイニーウッドの“FENCEの向こうのAMERICA”に通じる、「魂」のある唄ですね。自分たちの音楽に賭ける思いが曲の中に詰め込まれています。
皆さんも「えちうら」、いかがですか?
えちうら.com
http://www.echiura.com/top/index.php
ウィキペディア えちうら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%A1%E3%81%86%E3%82%89
「楽歌生」発売元 エフ・プランニング ホームページ
http://f-planning-net.com/
アルバムを聴いた感想・・・前作“えちうらいふ”のよく言えばバラエティに富み、悪く言えば散漫な印象だった仕上がりに比べて、サウンドのまとまりが数段良いですね。
歌詞は相変わらず陳腐系のラブソングが殆どですが、その詩の描写力や言葉の使い方は、成長を感じます。語りすぎず必要な単語が流れ出てくる感覚で、肩肘張らずに等身大の自分たちを歌っています。
この“楽歌生”では「幕張」が歌詞でところどころに出て来ますね。特に「ポラロイド」の“幕張SUNSET”とか、“ツインタワー”とか“ナンパ橋”なんて、ジモティにしか情景はうかばないだろうなあ、なんて思ってしまうほど地元を意識した歌詞が印象的です。
演奏は前作から既に申し分ないテクニックを身に付けていますから、えちうらのライブは楽しいでしょうね。CDでは貧弱に響く芳賀くんのボーカルも、きっとステージでは中々にパワフルなのではないでしょうか?
正直な感想を言うと、このアルバム、私が今まで聴いてきたアルバムの中でも、かなり好きな部類に入りそうです。キャッチーでフレンドリーなサウンドと適度にドライブ感のあるリズムセクションがイージーリスニングでは心地良いですし、ちょっと真面目に聞き込んでもメロディーラインにもひねり(当たり前の展開をして行かない)が効いています。アルバムのどの曲のどの部分を取っても、えちうらのメンバーが「オリジナリティ」に強く拘っている事が感じられます。
ただ、彼らがメジャーバンドになっていく為には難点が少々。
日本では元々ロック系のバンドはヒットしないんですよ。売れているシンガー・ソングライターは全てソロですし、メジャーとなったグループはみんな強力な個性のボーカリストが居ます。これは、私の知る限り例外は無いはずです。
えちうらの魅力は、グループとしての強さとサウンドのバランスにあると言っても過言ではないでしょうが、それが却って彼らのメジャー進出の障害になっているかも知れません。ものすごいインパクトのリードボーカルに引っ張られれば、メジャーへの道も開けるのでしょうが、それではグループの個性が死んでしまいそうで、悩ましいです。
でも、私はポニー・キャニオンから発売されていた頃の彼らよりも、今の方がのびのび個性的で良いと思います。メジャー系で型に嵌めて売られるより、苦労してインディーズからCDを出している方が、作品が自由に作れて良い物が出来るのではないかな、と思います。
で、このエントリーのタイトル、「ありがとさん」ですけど、私がこの「楽歌生」で一番好きになった曲です。柳ジョージとレイニーウッドの“FENCEの向こうのAMERICA”に通じる、「魂」のある唄ですね。自分たちの音楽に賭ける思いが曲の中に詰め込まれています。
皆さんも「えちうら」、いかがですか?
えちうら.com
http://www.echiura.com/top/index.php
ウィキペディア えちうら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%A1%E3%81%86%E3%82%89
「楽歌生」発売元 エフ・プランニング ホームページ
http://f-planning-net.com/