幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

新型。

京成電鉄の成田空港までを結ぶ特急、「スカイライナー」の新型車両が発表になりました。それも単なる新車両の発表ではなく、成田空港への新しいアクセスルートの発表でもあります。

東京~成田空港が36分=10年度に新型スカイライナー-京成電鉄
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000109-jij-soci

従来のスカイライナーは、京成電鉄の路線を運行するものでしたが、この新型スカイライナーは、成田新高速鉄道線の開通後、“新ルート”へ移行して運行される予定です。


新アクセスルート(新型スカイライナーホームページより)

http://www.new-skyliner.jp/access.html

新しいルートを見ると、京成高砂駅までが京成電鉄線内を走行し、その後北総線千葉ニュータウン鉄道線を経由して現在建設・整備中の「成田高速鉄道アクセス」「成田空港高速鉄道」の路線を利用して、空港第二ビルへ入ります。

発表されたルートを見ると、成田空港開港時に建設が噂されていた「成田新幹線」の“残骸”が「成田空港高速鉄道」となって、30年以上を経てようやく日の目を見る機会を得たようです。

しかし、この新型スカイライナー、従来の京成線内を走らないのですね。沿線近くに住む者としては、ちょっとつまらないです。それと発表されたのが開業時期と運行所用時間、そして新しい車両のデザインのみですので、「本当に出来るのかな?」なんて疑って見たくもなります。

初代スカイライナーは空港開業当初、現在の東成田駅が「成田空港駅」と呼ばれ、駅についてもターミナルが遠くて、とても評判が悪かった記憶があります。それも、成田新幹線計画がまだどうなるかはっきりしていない時で、電車を乗り入れしようと思えば可能だった駅を建設させられながら、それを何年間も使わせてもらえずに維持費のみ嵩んでいったという、不幸な電鉄会社ですから、(おかげで長期間赤字体質が抜けず、車両の冷房化率も首都圏私鉄で最低でしたし、輸送力の増強もずーっと先延ばしで8両編成を走らせるホームがあるのに、やってくるのは4両編成ばかりというどうしようもない電鉄会社だったんですよね)何だか今回も国策に翻弄されるだけで、最後には「なんちゃって」で、開業もせずに終わっちゃうのでは・・・という思いも、地元民としてはあるんですね。

さらに、この新ルートは北総鉄道線が中心です。開業まで紆余曲折から建設費が嵩んで、べらぼうに高い電車賃になっている路線です。今回の新ルートは、いったいどういう運賃体系になるのでしょうか?素直に今のルートの運賃を加算すると、普通に従来の京成線を使うよりも、軽く3倍近い運賃になりそうな気もしています。それではJRのNEX(成田エクスプレス)と比較して競争力がないですから、北総線で日暮里から乗車して途中下車するより、空港まで行った方が普通運賃がやすくなったり・・・なんてあるかも知れませんね(笑)

まあ、それでもこの新型スカイライナーのデザイン、個人的には好きですね。マリーンズの新しいユニフォームより(爆)

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http://www.new-skyliner.jp/bodydesign.html
この藍色を主体としたカラーリングが何とも日本的でいい感じです。
2010年を期待して待ちましょう!