海老名あおばクリニック
http://www16.ocn.ne.jp/~aoba-cli/MyPage/menu0.html
ここは病院と言うより、レストランかペンションのような佇まいの病院です。前に行った時は周りを見る余裕などありませんでしたが、今日はちゃんと確認出来ました(笑)
おそらく、新築してそれほど経っていない院内は、白木と白系のインテリアで統一されていて、とても落ち着きます。とは言うものの、院内の家具類は立て替え前から使っていると思われる調度品をそのまま再利用しているものもあり、インテリアコーディネイト的には“?”かも知れません。でも、まだまだ使えるものを捨てて一式新調してしまうより、こういった使い方をしている病院の方が、私的にはとても好感が持てます。
受付の横にオーディオセットがあるのですが、個人病院にありがちな海外製の高級オーディオなどではなく、自作の真空管アンプにこれまた自作の10センチ口径のフォステクスのユニットを使っているスピーカーが置いてあるのです。
多分、ここの先生のご趣味が自作のオーディオなのでしょうが、良いですね。流れている音も良いですけど、なんかこう、先生の人柄が感じられて、私はとても気に入ってしまいました。
そんなことに感心しながらも、待合室に置いてあったこの本に、私は目が止まりました。
最初は相田みつをさんの“二番煎じ”見たいに思えて、本を見るのが躊躇われたのですけど、それでも何だか惹かれるものがあって、読み始めました。
星野富弘「あなたの手のひら」
- 作者: 星野 富弘
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1999/04
- メディア: 大型本
星野富弘さんは、このような方です。
http://www.tomihiro.jp/profile/index.htm
星野富弘美術館
http://www.tomihiro.jp/index.html
何の予備知識もなく読み始めましたので、この書かれている内容のバックグラウンドも分からずに、「なんでこんな人生の振り返りみたいなことばかり、この人は書いているのだろう」と思いました。それも読み進むうちに「きっとこの人は体がどこか不自由なのだろう」ということまでは思い至るようになると、今度はその言葉一つ一つの重さが、身に染みてきたのです。
自分がこのように、突然全身が不自由になったらどうなるだろう。星野さんと同じように、それでも周囲に感謝して生きて行くことが、私に出来るだろうか・・・。
病院の待合室という事もあり、落ち着いて読めなかったですから、Amazonでこの2冊を注文してしまいました。
- 作者: 星野 富弘
- 出版社/メーカー: 立風書房
- 発売日: 2000/04
- メディア: 単行本
- 作者: 星野 富弘
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
今から届くのが待ち遠しいです。