幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

感覚。

“差別”の感覚は、人それぞれだと思うのですが・・・。

お気づきになられている方もいらっしゃるかも知れませんが、身体障害者の漢字の「害」という文字が「公害」「害虫」「損害」・・・などと目障りで邪魔なものを表す文字であることから、それを呼称に使用するのは“差別”だとして、この1文字だけ「ひらいて」障がい者という表記にすべきである・・・という意見が現れ、“障がい者”という表記がかなり幅を利かせるようになって来ました。

【参考】「障がい」の表記について ~大分県 ホームページより
http://www.pref.oita.jp/12500/hyouki/

ウィキペディア 「障害者」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85

それでも、私に言わせれば“障がい者”と書かれるほうが何だか馬鹿にされているように感じます。「お前達身体障がい者はこんなことも気にするのか。仕方ないから漢字を変えてやるよ」等と言われているようで。
ウィキペディアにも記載がありますが、これは過度の言葉狩りに過ぎないと思います。

そういうことを考えた方々は、障害者の障害は、その人そのものを指し示すという間違った感覚があるから、こんな漢字ひとつに拘ったのでしょう。しかし本当は、障害者にとって身体の障害というものは、体における特徴、或いは今の身体の状態を表す言葉に過ぎないものであって、その人そのものを指し示すものではないことは、人間の尊厳を理解していれば至極当然のように受け入れられることではないかと思います。

それをわざわざ、“害”という漢字に反応し、それを変更しようと考えることそれ自体が、障害者を侮辱しています。障害者にとって身体の障害は、間違いなく“害”なのですから、なんで改めて平仮名なんかにするのですか?
この“害”という文字が、あなたの人間の価値を示すように思われる可能性があるから平仮名に変えてあげましょうね・・・等と、余計なおせっかいされているに過ぎません。

私は、こんなくだらない表記は止めて欲しいと考えます。
これは、私の主観に過ぎないものなのか、それとも同じように感じておられる方がいらっしゃるのか、他の障害をお持ちの方のご意見も、お聞きしたいものです。

(このページのみご覧になられる方へ~私は自分自身が“2種5級”と程度は軽いですが身体障害者です)




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