幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

報道がパンデミック。

もう、新聞を見てもネットのニュースを見ても、挙句はテレビはどこを回してもこのことばかりです。

新型インフルエンザ対策関連情報 ~ 厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

私はもう、うんざりなんですけどね。

第一、インフルエンザと言えば、冬場に流行する普通のインフルエンザだって感染力は強いですし、抵抗力が落ちれば命を落とす危険があるのですよ?それを殊更に新型への恐怖を煽るような報道や情報については、「もうおなかいっぱい」と言うのが、正直な感想です。

必要なのは正確な情報と対処方法のアナウンスだけであって、感染者がどこで発生したとか、どこの国で感染者何人・死亡者何人とか、日本の感染者が陰性だ陽性だと騒ぐことでは無いと思うのです。

しかし、色々情報が飛び交っています。
CNNの新型インフルエンザ関連のニュースまとめサイトです。
http://www.cnn.co.jp/swineflu/

私はこの中で、ようやく「まとも」なニュースを見ました。
通常のインフルエンザ、死者は年間3万6000人と 米国
http://www.cnn.co.jp/swineflu/CNN200904300020.html

アメリカでさえ、年間平均して3万人以上の方がインフルエンザに起因する病変で死亡しているとのことです。日本も相応の死者数が出ているはずですが、そういった情報は今のところ報道される様子は見られません。

これから日本は、インフルエンザの流行の起こりにくい夏場へと向かって行きます。必要な対策は集団感染の起き易いと言われる、密閉空間で多人数が集中する場所での感染対策を周知すること、そして感染者が多発している国へ渡航した方の帰国時の検査を入念にやること・・・この二つで充分で、それ以上の過度の報道はいたずらに恐怖心を煽るだけの何のメリットも無いものだと、私は思うのですが。

今朝のニュースで、ニューヨークからの帰国者がこう話していたのが印象に残りました。
「ニューヨークでも感染者が何人も出ているのに、マスクをしているのは日本人など一部の東洋人だけ。現地の人はあっけらかんとしていて、マスクをしている日本人のほうが怪しい顔で見られますよ」・・・

日本人も、「報道パンデミックに陥らないように、自分自身でしっかり判断・対策を考えるように自立する必要があります。


今日はこんなニュースまで飛び込んで来ました。「診療拒否」なんて言語道断ですよ。医療機関としての自覚が無さ過ぎます。

新型インフル>発熱患者の診療拒否 厚労省が全国調査へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090505-00000034-mai-soci

でも、これも報道の過熱が生んだ弊害だと思うんですよね。



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