幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

なかなか。

ブログの更新まで、時間が回りません・・・(泣)

以前にちょっと触れましたが、現在は私の勤務先が業務提携を行った会社へ仕事面では殆ど入り込んでいる状況です。
7月いっぱいは有明でしたが、8月からは茨城県土浦市の工場へ、週2~3日のペースで通っています。
今日(8月14日)も土浦へ向かう為に、クルマでいつものようにBay FMを聴いていましたら、夏の高校野球の話題になりました。千葉のFM局ですから、てっきり八千代東の話題かと思えば、この学校の話題でした。

佐賀県伊万里農林高等学校

http://www3.saga-ed.jp/school/edq10024/

紹介されたのは、兄弟で野球部員の前田君でした。
内野手の伸也(しんや)君(3年)、滉平(こうへい)君(1年)兄弟のお母さん、真由美さんは大変な野球好きで、兄弟が地元少年野球チームに入ると、仕事の合間を縫って試合の観戦に訪れたり、一緒にテレビでプロ野球を観戦したり有名プロ野球選手の本を眺めたり・・・という野球中心の生活を送っていました。

そんな家族に不幸が降りかかったのは4年前。真由美さんは子宮ガンの宣告を受け、余命があまり無いことを知らされます。
兄弟は母の母校へ入学し、野球部へ入部して母の憧れだった「甲子園」を目指します。

伊万里農林は前田兄弟の母への思いが通じたのでしょうか。決勝で2年連続出場を目指す名門・佐賀商業を相手に延長10回表に2点を奪われ、敗色濃厚でしたが、その裏の連打で3点を奪い逆転サヨナラ勝ちで初の甲子園出場を勝ち取ります。

でも、真由美さんが甲子園の晴れの舞台に立つ伸也君を見ることは、出来ませんでした。
2008年の10月9日に、42歳で亡くなられていたのです・・・

私は、人間の「思い」の力を、信じています。
野球も、「思い」の強い者が勝つのだと、信じています。
伊万里農林が勝ち取った初の甲子園の切符は、この真由美さんへの思いを込めた前田兄弟に、ナインの気持ちが重なったのでしょう。
惜しむらくは、1回戦で姿を消したことです。
それでも、親子憧れの甲子園で、母親の母校から兄弟が出場する・・・それだけで、素晴らしいことではないですか?

亡き母に届け 兄弟の甲子園 ~ asahi.com
http://www2.asahi.com/koshien/column/kyuji/OSK200908110011.html