幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

コンセプト。

久しぶりに日本車で触手の動くクルマが、発表されました。

日産 ジューク
http://www2.nissan.co.jp/JUKE/index.html

小沢コージのビューティフルカー 第49回 日産ジューク 前例主義をぶっとばせ! ~ 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20100709/1032330/?ST=life&P=1

このクルマのキーワードは、“生まれながらにオリジナル”・・・そういうコンセプトには、私弱いんですよ(笑)。どっかのメーカーみたいに、70点主義(ちょっと古いか?)でコンセプトは他車のものをいただき・・・的なクルマははっきり言って「大嫌い」ですので、ジュークの清清しいまでに割り切った「ターゲットユーザーを絞り込んだ」クルマ創りには、ちょっと感動すら覚えました。

今の日本では、若者の“クルマ離れ”が言われていますけど、これって若者が携帯とか他のものにお金を使うから、交通機関がしっかりしていてそれほどクルマに価値を感じないとか、そういう問題では括れない様に思うんです。

私の青春時代(笑)と比べれば、今の若者ははるかに「楽しむこと」が多いですから、投資対象がクルマに行きにくいということは理解出来ますけど、もし魅力的なクルマがあるなら、若者がすべてクルマから離れてしまうことは、無いと思うんですよ。

今の国産車って、軽かハイブリッドかミニバンばっかりで、“かっこいい”とか、“これ欲しい”と思えるような商品力の有るクルマが、まったく無いじゃないですか!!

クルマって、単なる移動の道具ではなく、日常と離れた世界へ誘ってくれる、とても貴重なツールだと、私は思うのです。

それが所帯じみたミニバンとか、走るたびに燃費を気にするハイブリッドとか、税金の金額を気にしてばかりの軽では、夢も希望も無いじゃないですか。

ジュークの、「上半分はスポーツカー、下半分はSUV」のデザインテイストは、最初はちょっと面食らう外見ですけれど、他にないユニークな個性が、「コイツとずっと付き合いたいな」という気持ちにさせてくれそうな、そんなインパクトを与えてくれます。

それでもこのクルマ、コンセプトはぶっ飛んでいますけど、意外なまでに堅実な一面もあり、それはルノーとの提携が生きていると思うんですね。
日本車にありがちな「カタログスペック」ぶっちぎりではなく、あくまで体感重視のエンジン設定とか、高速域に入ってもしっかり直進出来るサスペンション設定など、欧州車のクルマ作りの美点もふんだんに取り込んでいる様子なのです。

今は息子がこれからいっぱいお金がかかることもあり、おまけに諸々の事情で金銭的にはキビシイですから、とてもそんなこと考えることは無かったですが、このジュークは、実車を見てみたい衝動に駆られています。

今週末は日産のお店へ(笑)