この世の中で、商標とか肖像権とか、自分達の権利に関する部分(それが元々はコピーの代物であっても)にだけやたら敏感で、すぐに噛み付くのは、リンゴのマークのあの会社だけだと思っていたのですが、他にも居たのですね。
ポルシェが日産を提訴?! 再び場外バトルか
http://response.jp/article/2010/07/18/142957.html
英国日産が7月から始めたキャンペーン、“「How to beat the Germans」(ドイツ車を打ち負かすには)”に使用された自社のエンブレムが無断使用だと、ポルシェがクレームをつけたそうです。
確かに、エンブレムは、「商標」ではあるのでしょうけど、一般の消費者の感覚からすれば、それはメーカーを表す記号のひとつであって、決して「商標」としてだけの意味を持っている訳では無いと思うのですけれど。
商標の無断使用で問題になるのは、その商標を使用することで、そのメーカーのフリをして利益を得られる場合だけでしょう。今回の英国日産のキャンペーンは、“商標”を使用したメーカーのクルマよりも、ニッサン・Zが速かったことを示すために使用したまでのことです。
目くじら立てるほどの問題でしょうか?現に、このときに同時に「商標」を使用された、BMWやアウディからは、何の申し立てもない様子です。
これでは、スポーツカー専業でやっているポルシェが、ニッサン・Zに歯が立たなくて逆切れしているようにも、見えてしまいます。
こんなエンブレム使用程度のことで噛み付くようでは、了見が狭すぎますよ、ポルシェさん。どうせ噛み付くなら、「911のほうがZより速い」ってことを、主張して欲しいものです。