幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

上から読んでも下から読んでも。

ここ2週間ほど、通勤電車のWalkmanで毎日聴いているアルバムが、あります。

少年少女

少年少女

 




中村中さんの「少年少女」です。
私が中村中さんの作品に興味を持ったのは、東北地方・太平洋沖地震の直後、3月19日にニコニコ生放送で中継された「泉谷しげるのチャリティートー​ク&ライブ ~日本を救え!~」で出演していたところを聴いてからです。紅白にも出場していたとき、観てはいたんですけどね。あれは音楽聴けるものじゃないって思いますし・・・。

泉谷しげるのチャリティートー​ク&ライブ ~日本を救え!~ ニコニコ生放送(プレミアム会員の方だけ、ご覧になれます)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv43605488

“節電ライブ”と銘打って生ギターのみでシンプルに唄う「彼女」の歌唱力・表現力に圧倒された私は、こうなってしまいました(笑)

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馬鹿馬鹿馬鹿~っっ!!(第二弾)

・・・第一弾はこちら(笑) 

makuhari-windy.hatenablog.com
でも、これだけいっぺんに買った割りに、1回聴いて実は最初は「良いや」になっちゃったんですね・・・。
“節電ライブ”で唄った「友達の詩」が、鳥肌モノだったのに、CDになった「友達の詩」は「ともだちの歌」に聞こえてしまって、なんだかなーって感じてしまったんです。

レコード会社が“エイベックス”なんですよね・・・。どうしてここは、こんなに“お仕着せ”で余計なアレンジをしてしまうのか。こんな会社が現在の日本のミュージック・シーンに「のさばって」居る現状は、絶対に健全な状態ではないですよ。音楽作品やそれを作り出すミュージシャンに「愛情」が感じられませんし、単に商品として消費することしか考えてないように見えます。

一瞬、聴くのが重くなってしまいましたけど、現在の最新のオリジナル・アルバムである「少年少女」を聴いてなんだか雰囲気が違ったので良く良く見てみたら、今はヤマハの所属なのですね。同じアーティストで所属会社が変わっただけでここまで変わるって、ちょっと・・・。でもまあ、中村中さんにとっては、ヤマハへの移籍は良かったと思います。

中村中 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E4%B8%AD

中村中 オフィシャルサイト 中屋
http://ataru-atariya.com/

アルバム「少年少女」でオープニングを飾るこの曲、このフレーズが、私の頭にこびりついて離れません。

家出少女(Music Video) / 中村 中 ~ You Tube by YAMAHA MUSIC


You Tubeのコメントでレミオロメンの3月9日に似ているとか、PVが椎名林檎みたいだとか批判層も見受けられますけれど、中村中のサウンドは、唯一無二のサウンドですよ。何だかのパクリってコメントを見てその曲も聴きましたけど、もって異なるものです。なんとなく雰囲気が似ているってだけで安易にパクリとかの批判は、あまりに聴き方が甘いですよ。

その歌唱力もさることながら歌詞に描かれる心象の繊細さ、メロディの唄い方は「男」とか「女」とかの括りでまとめきれるものではなく、それは人間・中村中の心の叫びであり、希望であるように、聴こえます。
ニコニコ生放送でギター一本での歌が一番魅力的であったように、曲にも歌詞にも歌唱力にも図抜けた才能を感じます。まだまだ25歳、これからの期待も込めて一言お願いするとすれば、歌詞にもう少し普遍性を持たせて欲しいです。
今の作品はどうしても「中村中」の感情の中での表現のように感じられる部分が大半で、それがもうひとつメジャー化への壁を越えられない原因じゃないかと、思うんですね。

作品を生み出す力の源が、自分の生活体験によるものだとしても、それを昇華して少し中村中の色を薄めることが出来れば、彼女はひとつ次の段階へ進んでいくのではないでしょうか。そうすることで彼女も、中島みゆきさんのような曲を生み出すことが出来るコンポーザーになれると、私は思います。

・・・いやしかし、エイベックス時代のアレンジは、何とかもう一回作り直してもらえないですかね?(笑)
VPS


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