本当に、もったいないんです（笑）
日本でも、家電量販店などで電化製品を購入すると、購入金額の数％を支払うことで延長保証をつけてもらうことが一般的になって来ましたが、これの「本場」は、やはり米国です。
日本では購入後のサービスは販売店やメーカーが担当するもの・・・という発想が根強く、アフターサポートまでビジネスにしてしまおう・・・という考えまでは行き着くことがなかったのでしょう。
日本に最初に“黒船”として米国と同様の延長保証制度を持ち込んだのは、AON（現：TWG）Warranty ですが、そのTWGでさえ米国ではシェアは１０％以下。ナンバーワンはNEW（エヌ・イー・ダブリュ：決して“ニュー”と読んではいけません（笑））ですが、それを最後発のSquare Tradeが猛迫しています。
Square Tradeが伸びたのは前エントリーでも取り上げたAmazonで、NEWの寡占状況を崩して食い込んだこと、それと小型の電子機器に照準を絞って明快なサービスを打ち出したこと・・・じゃないかと考えています。
Square Trade
http://www.squaretrade.com/pages/
でも、何だかこの会社、胡散臭い気がするんですよね。
こんなこともやっています。これって何の意味があるのか分からないんですよ。
ElectronicsBreak Channel ～ You Tube
http://www.youtube.com/user/ElectronicsBreak#p/u/2/_vrJ83dEec4
iPhone 4S vs. Samsung Galaxy S II Drop Test ～ You Tube
※この動画で、iPhone4Sの新機能、”Siri”に意地悪く「落されるのは怖くないかい？」って尋ねて答えさせるって言うのも、ジョークにしてはちょっと悪趣味ですよね。
まだ動画は４本ほど（１０月１８日現在）しかアップされていませんが、iPhone4SとGalaxy SⅡを肩ぐらいの高さから３回落として「どっちがひどく壊れるか？」とか、iPad2とMotorolaのXoomにSamsung Galaxy Tabを同じように落下させて破損具合を比較したりってことを撮影してアップロードしています。
単なる話題集めなのか、延長保証でも落下とか水濡れをカバーするタイプではないものを契約した時に、どの機種がどの程度壊れるかを「証明」させる為なのか、その意図が判然としませんが、最新の製品を無残に破壊してしまう光景は、修理を生業とする私にはちょっと耐えられない光景ですね。
いくら延長保証でも、物理的な破損については保証されないって言うのが基本ですし、破損してしまったら修理代よりも買ったほうが殆どの場合安くなってしまうので、保証でどうなるってモノでもないんですけれど。延長保証に加入すると、どんなに落しても壊れないとかってなれば、爆発的な人気を博しそうですけどね（笑）
それにしても、あーもったいない！！
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