幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

志。

仕事が忙しいというのもありますが、頭の中に余裕がなくなってしまっていてどうにもブログの更新の余裕がなくなっています。

そんな中でも、野田さんの「決断」には、驚きを感じてしまいました。本当はこういう人ばかりが政治家だったら良いのですが・・・。

衆院16日解散=「0増5減」、特例公債成立へ―定数削減、文書化目指す・民自公

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121115-00000141-jij-pol

政権党とはいえ、党内の基盤も弱く、また民主党自体が“烏合の衆”であるが故に、参院での与野党逆転下では、普通の人であれば色々な「出来ない理由」を付けて、自分を正当化することしかしないでしょう。

でも、野田さんは政治家として自らの信念に基づき、実現する必要があると思われることを、今できる範囲ではありますが、すべてやりきってしまいました。

日本の国には不可避の財政再建のための消費増税然り、憲法違反でもある国会議員の定数是正についても、比例の定数削減までは及ばなかったものの、衆院では0増5減を実現し僅かながらも進展を見せました。

野党の、“解散”戦略により2012年度予算が立ち往生のままでこれからの景気への悪影響も懸念されるなか、特例公債法案の可決までこぎつけ執行の止まっていた予算の凍結解除は実現できそうです。

前門の虎、後門の狼どころではなく、四方八方を政敵にふさがれた中で、今までの政治家の誰もがきちんと出来なかったことを、ここまで進める手腕に、感嘆してしまいました。

それは、野田さんに私利私欲が無いからだと思うのです。

解散解散言うばかりの野党はいわずもがな、「このままでは戦えない」と、“自分の仕事が第一”の民主党離党者達とは全く異なる、志を貫く方ではないですか?

自民党の総裁に半ば反則技で返り咲いた二世議員とは違って、病気のせいにして途中で放り出すこともせず、今の日本に必要だと考えることをどうやって実現するか、それだけを純粋に考えていたからこそ、ここまでの成果を出せたのだと思います。

本来であれば、どんなに他の“プロ政治屋”や、マスコミ連中が批判しても、国民が「民意」で盛り立てねばならない人が野田首相ではないでしょうか?

今の日本の経済情勢で、民意民意と呪文を唱えて無理やり選挙をやることに、何の正義があるのでしょう?

願わくば、野田さんにもうちょっと整った環境で、その政治手腕を奮って欲しいと願わずにはいられません。

1票が最も軽い、千葉県からの祈りではありますが、私は野田さんを応援し続けます。
VPS

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