幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

前代未聞。

M 3 - 2 G

勝利投手:藤田(3勝2敗) 敗戦投手:上原(2勝2敗)

本塁打フランコ6号、里崎5号、大松8号

勝つには勝ったけど・・・というゲームでした。

得点がソロ本塁打3本の3点のみ、その本塁打がすべてイニングの先頭バッターで、5,7回には好機に福浦へ打席が回るんですけど上原に粘られてしまいます。8回は得意の満塁点取れないで目の前で大松敬遠されたサトが手も足も出ずに三振します。ホームランは上手く初球打ったけど、このチャンスで手も足も出なかったら終わりでしょ?せっかくの今江のナイスバントが無駄になってしまいました。

今日の俊介は、いつもと逆のマリンの風と雨にリズムを乱されたのか、今年特有のリズムの悪さなのか判断つきませんが、初回の失点は大松の落球+西岡の二日連続のエラーのようなものでの失点だったので、まずまずの内容でした。去年良かったブレーキのあるチェンジアップ(シンカーかな?)も100Km/h前後で低めに上手く決まって空振り取れていましたし、少しは何かつかんだかも知れません。

でも、スンには相変わらずでした。4本ヒット、うち1本は実質ホームランですから。完全にスンに見切られてるし、俊介自体の“戦う気持ち”も怪しい。一昨日の宏之といい今日の俊介といい、どうもブーイング事件で戦意喪失しているように感じられたのは、私だけでしょうか?スンの時だけことごとくボールが甘い。インコースもそれなりに攻めてますけど、決め球が思いっきり真ん中だから、微妙なコントロールが精神面でおかしくなってるようにしか見えないんです。

ブーイング、私も東京ドームでは思いっきりスンにブーイングしましたよ。彼がマリーンズファンにした行為を考えれば、それも仕方ないと思います。スンがマリーンズファンのスタンド前にやってきて、「最初っから移籍したいって言わなくてごめんなさい」とでも頭下げれば、すぐに騒動もおさまったんでしょうが。ただ、スタンドでのブーイングは収まって来ていますが、マリーンズナイン、特にスンと個人的に仲が良かった連中はどうもいけませんね。小坂とは距離は取れているのに、スンにはブーイングの件で甘くなっているんじゃないでしょうか?こんなんじゃダメですよ。

ブーイング、是々非々色々言われていますけど、マリーンズが最近強くなっているので、いわゆる“強いチームのファン”が増殖しています。勝ち馬に乗ってるだけで、本質的にそのチームのファンでは無い方たちです。その人達が、ブーイングを行き過ぎたものにしてるように、私には見えます。これも、プロ野球をビジネス・興行として考える上ではある程度は仕方ないことじゃないでしょうか?

そりゃあ気持ちとしては4年以上前のマリンのライトスタンドの雰囲気は好きですし、取り戻したい気持ちもあります。しかし、そんな状態では球団合併とか本拠地移転とか、そもそもマリンスタジアムでのゲームが失われてしまう危険があるんですよ。ここのところのタイガースファンの質が落ちて来ているのも、元々讀賣のファンの観戦マナーが悪いのも、“勝つ試合”を見たいだけで応援してるファンもどきが多かったからでしょう。そういったのと同質の人たちが、今、マリンスタジアムのライトスタンドに確実に増殖しています。土日のビッグフラッグ止めてるのもそうですが、危険地帯がライトスタンドに戻れない異常事態が解消されない限り、ブーイング問題の本質的解決は無いような気がします。一昨年の合併騒動で、普段まったりとしかマリンで応援していなかった私も、本気で応援始めました。まずはビジネスとしてちゃんと成功して欲しい。その為にはファンの質の改善とか観戦マナーとか、これから通り抜けなければならない課題になってくるような気がします。私は、古くからのライトスタンドの主たちと、新しく増えたファンたちが上手く融合していってマリンスタジアムを今までとは違った形で良いものにしていって欲しいな、と思っています。

 

話をゲームに戻します。

小関のベース踏み忘れは、今江良く見ていましたね。今日の一番のファインプレーでしょう。西本塁審もアピールのあとすぐにアウトコールしていましたから、よっぽどはっきりとベース踏んでなかったのでしょうね。小関もライオンズを変な形で自由契約になり、元々讀賣と密約があったんじゃないか?と思われるような微妙な形での移籍だったので、これも天罰なのかな?なんて思っちゃいました。ホームラン1本損したスンには気の毒ですが。

昨日今日と、ラッキーな形で勝利したマリーンズですが、打線は低調ですし、薮田の不在も競った展開では不安です。明後日からのベイスターズ戦、こちらも満身創痍のチームですが、引き締めて勝ち越しを目指して欲しいものです。