SNSなどのネット上での自分の「顔」として、これまでは1歳半時の私の写真を使っておりました。
一度、会社の代表となった時に、Facebookでやり取りすることもあるから・・・と、Facebookだけは当時の私の写真に入れ替えて使っていたこともありますが、基本は自分を産んでくれた母へのリスペクトも込めて、母の撮ってくれた写真をこれまでは使って来ました。
しかし、母がこの世を去って色々と見えて来たことがあります。
血は繋がっていても”家族”とは限らないんですよね。
でも現在の私には、私を信じてくれる妻がいて、自分の命より大切な息子がいます。
そこが私の帰る場所なのです。
妻と結婚した当初は、起業したばかりで父子家庭で家事に追われる私を見かねて、本来であれば息子の大学卒業を待って入籍するつもりでいたのを、早めてしまったために式はおろか、結婚記念のものと言えば結婚指輪くらいしかありませんでした。
「落ち着いたら、そんなにお互いに老け込む前に、写真を撮って残そうよ」と、妻と約束しておりました。
結婚10年までに、何とか写真を撮れるようにしようよ、と。
それがようやく3月22日に、撮影することが出来ました。
今回お願いしたのは、こちらです。
撮影までに、申し込みと衣装合わせなどで事前に2回ほど伺いました。
当日は2人で写っているもの以外に、1人ずつのものも含めて100枚以上を撮ってもらいました。私だけ写っているものの中で、選んだものが新しくプロフィール写真に設定したものです。
本当は記念に残すだけのつもりでしたが、これを機会に一気に気持ちをリセットしたくなってしまったんですね。
それでこの時の写真を、このブログだけでなくFacebookもTwitterもLINEも、すべてプロフィール写真に設定変更しました。
これが、本来の自分かな・・・と。
もう、母はこの世にはいません。私がこれから守って行きたいのは、今私の傍にいてくれる人です。
そういった意味で、これまでの自分との決別の意味を込めて、変えました。
それと、妻とこんな話もしていました。
「結婚の記念に残すだけじゃなくて、遺影にも使おう」と。
妻とは来年結婚10年になりますが、晩婚になりますので人生の残りの時間はそれほどありません。
残された時間を悔いなく、しっかり刻んで行く為に。
その一つのステップが今回の撮影でしたが、とても良い記念になりました。
スタジオアクアさんに感謝です。