幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

冗談じゃない!

マスコミのこういう書き方って、いつものことながら呆れます。

サンスポが、いかにマリーンズの取材をしていないか、モロバレですよ。

私は、つい海浜幕張駅の売店で目に付いた「ロッテ日本一」の文字に、何も考えずに買ってしまった(サンスポ編集)の優勝記念のグラビアの内容も、ひどいものでした。差込の画像も写真は何とかなってますけど、新聞の紙面を転用したものなんて解像度悪くて読めたものじゃありません。おまけにリリーフ陣を「2枚看板」とかいってマサと薮田しか載せてないし。藤田を忘れちゃ困ります。

タイガースは今年さかんにJFKって騒いでましたけど、あれはセ・リーグ主義の偏見ですよ。マリーンズはボビーが監督に戻ってからは、8回9回は薮田・藤田・マサの3枚で乗り切っていましたから。私は「YFK」なんてアホくさくて呼べません。

話は本題に入りますが、ボビーはマリーンズの契約が残っているし、たとえ契約破棄の条項があっても、ラソーダが恩師であっても、ドジャースがメジャーの名門であっても、今は千葉ロッテマリーンズの監督なんです。それを「退団か!」まで書くなんて、もう二度とサンスポなんか買いません。(もともと買ってないけど)

ボビーがなぜマリーンズへ戻ってきたか、そのときだってメジャーのオファーもありました。当時も「日本のローカル球団のオファーなんか受けない」って書いていたのもサンスポですよね。でも、ボビーは来てくれました。マリーンズを、千葉を、重光Jr.を信じて、またこの海を渡って極東の、ローカル球団のマネージャーを引き受けてくれたんです。

去年のシーズン中に、監督室の前で行われている恒例のサイン会に、サインをもらいに行った時のことです。未だ忘れられないのは、ボビーの子供を見る目の優しさです。「この人は本当に日本に根付こうとしてくれている、真剣なんだ。」そう感じさせるのに充分なやさしさに満ちていました。

ボールにサインをしてもらって、そのあと子供にはハイタッチをしてくれるのですが、うちの息子はさっさとボビーからはなれてしまい、ボビーのハイタッチを避けてしまった格好になったのですが、それでも不機嫌な顔ひとつせず、私が気付いて息子に「手、手、手」(緊張と興奮と恥ずかしさで言葉になっていない)とボビーにハイタッチしてもらいなさいと促しているのをフォローして「ハ~イ、テー、テー、テー!」と息子に呼びかけてくれてるんです。

今はうまく行っています。こんなにうまく行くことはそうそう無いでしょうし、負けが込んで来たりすれば必ず批判が出てくるでしょう。でも、私はボビーをずっと信じていたい。それは日本一になってくれたからではありません。子供を大切にしてくれる気持ち、日本に「ベースボール」を拡げて行こうとする気持ち、これがうそ偽り無いものだと、信じられるからです。

それだけにこの軽率な書きようが許せませんでした。

ただ、ボビーとて仕事をチョイスする権利はあります。それに監督が浮草家業で明日の保証もない仕事でもありますから、現時点のオファーを会わないなんて形で無碍に断る必要は無いでしょう。

来期が終わって、ロッテが契約を更新する保証は現時点でどこにも無いですから。でも、体力が続く限りはマリーンズの監督を続けて欲しいです。その後はGMとかで残って欲しいとも思いますし。

朝日新聞は嫌いなんですけど、この書き方はGoodでした。普通こう書くでしょう、この状況なら。