前エントリーでユニの「妹」をお迎えする・・・とお伝えしました。
この事を中学からの同級生に伝えたら、この本を読んでみることを勧められました。
何故この絵本を勧められたかは、読んでみてすぐ分かりました。
猫天国に上ってしまった猫、アラベラ。飼い主のおばさんに会いたくて人間や他の動物の居る地上に降りて来ます。
「死後の世界」を信じる、信じないはあるでしょうが、私は「ある」と思うのです。というか、今の生きている世界も色々な空間の一部に過ぎないんじゃないかって、考えてしまうのです。
とは言え、「死んで」しまってこの世の中に身体が無くなれば見ることも触れることも出来ません。それでも、ユニも、4年前に亡くなった母も、私には時折その「存在」を感じることが、あります。
身体の生死は、この世の肉体の事であって、その思いまで無くなる訳ではないんですよね。
もしかしたらユニも、アラベラのように私の所に行っても良いと言ってくれた猫を、探してくれたのかも知れないなって、この絵本を読んで感じました。
猫を飼っている方で、お見送りを経験した方なら本当にお勧めです。
出版社は「本作りSola」。
2004年の会社ですので新しいところですね。
「空猫アラベラ」はヒット作のようで、ホームページにもリンクが随所にあります。
原作の初版は1965年と言いますから、私とそんなに年齢が変わりません。
そんな年月を感じさせない、軽いけれど美しい挿絵と、どんな時代にも変わらない人と猫との思いを描いた作品は、少しでも「動物を飼いたい」と思った方であれば、心に温かい風を吹かせてくれると、思います。
あなたも、宇宙カゴに乗って、会いに行ってみませんか?