モロさん、13年間ありがとう。
今日のゲーム、勝てて嬉しかった。
本当にお疲れ様でした。これからもマリーンズとずーっと関わって行って下さい。
M 8 - 4 F
勝利投手:清水(9勝8敗) 敗戦投手:伊藤(0勝1敗)
本塁打: 高橋6号、ベニー16号
ベニーのホームランの瞬間、恥ずかしながら涙で打球が見えませんでした・・・。
今日のゲームは、これで現役最後となるモロさんがスタメンセンター1番で起用されます。ボビーも粋な計らいだなあ、と思いつつ見ていると、なんとお得意の左打ちでヒットを打つではありませんか!出来ればランナーのモロさんも見たかったけど、すぐに代走・竹原が起用され、モロさんのプロ選手生活は終わりを告げました。本当にありがとう。そして、お疲れ様。
モロさんほど暖かいプロ選手を私は他に知りません。そして常に全力プレー。不器用で、決してスマートでは無いけど、一生懸命な姿がいつも、ゲームのあと爽やかに残るんですよね。
今日はナオが制球に苦しみ、リードを許す苦しいゲーム展開でした。大崩れはしないものの、マウンド上で歯がゆそうな表情を何度も見せていたので、思い通りにボールが行ってなかったのでしょう。球速もストレートで130キロ前半が殆どと球の走りも悪く、よく持ちこたえたな、というのが今日のナオの出来の感想です。そんな展開でついに5回、4本の長短打を集中され2失点しますが、ガッツをゲッツーで打ち取って2点で抑えたのが良かったですね。
その裏マリーンズはやっと金村を捉えます。幸一のヒットにサトが四球を選び、ベニーがヒットで満塁とし、今江を迎えます。今江は前の打席はレフトフライでしたが、第1打席ではヒットでいい感じで振れていました。2-1からの外のスライダーを狙い済ましたように右中間へ弾き返し、走者一掃で同点とします。サードを狙ってアウトになりましたが、これはファイターズの中継がよくランナーを見ていましたね。この中継プレーは、パリーグではナンバーワンでしょう。
ナオは同点に追いついてもらった6回の表、先頭から連続でヒットを打たれノーアウト1,2塁のピンチを迎えますが、ここから粘ります。今日はチームが一丸となっている雰囲気が、今年初めて感じられました。ナオも「ここで点をやるものか」という気迫が、Gyaoの画面越しにも伝わってきました。相性の悪い高橋も失投気味のストレートを詰まらせキャッチャーファールフライになったのも、気迫がそうさせたのじゃないかな、と思えるほどでした。
さて、ラッキーセブンの攻撃はファイターズは伊藤にスイッチします。竹原が詰まりながらもパワーでセンター前へ持っていくと、幸一はしぶとくボールを選びフォアボールで出塁し、ピッチャーがここで岡島にスイッチされます。ノーアウト1,2塁で福浦、ここは強烈なバントシフトをものともしない絶妙なバントを決めます!同じ展開で6回にファイターズ・新庄がバントを決められず結局無得点に終わった攻撃と対照的な攻めで、流れは俄然マリーンズへ傾きます。
これで1塁があいたファイターズはサトを敬遠し、ベニー勝負を選択します。ベンチの指示としてはやむを得ない面はあったのでしょうが、この勝負はベニーに軍配が上がりました。外に2球ストレートを投じたあと、3球目はカーブをファイターズバッテリーは選択しましたが、これは完全にリードミスですね。細かいコントロールのない岡島に、カーブをここで投げさせるのは危険すぎです。その前のストレートは完全にベニーは振り遅れていましたから、マリーンズファン的には「良くぞカーブを投げてくれた」って思いましたけど。ベニーの打球は、一昨年ほどの勢いは無いもののそのままスタンドインし、勝利をグッと引き寄せます。ベニーも何とか食らいつこうという気持ちがあったから、ストレートのすぐ後のカーブにもタイミングが合ったのでしょう。
セレモニーは、素晴らしかった。
去年の初芝の時もそうでしたが、行けなかったことが非常に残念です。紙吹雪協力してくれた皆さん、素晴らしかったです。Gyaoの中継によればMVPのメンバーは徹夜で準備していたとか・・・。そういった気持ちの集まりが今季ベストゲームと言える展開を作り、勝利へ繋がったように思います。
これで2006年のマリンも終わりです。今季は5試合しか行けませんでした。あとインボイスで2試合、仙台で1試合、全て今日みたいな展開で終われれば2006年のシーズンも、いい経験だったと思います。
モロさん、13年間本当にありがとう。