民主党・小沢幹事長が天皇陛下の外国要人との面会「30日ルール」を破ったことに対して、記者に対し「憲法を良く読め」と恫喝したことに批判が集中しております。
その「憲法」発言に、この方が指摘をしました。
「小沢氏こそ憲法読んで」=特例会見、国事行為ではない-共産・志位氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009121500997
小沢幹事長のおっしゃるとおり、日本国憲法を「良く読んで」見ることにしましょう。
日本国憲法 第7条には、このように記載されています。
第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。
小沢幹事長は、第9項の「外国の大使及び公使を接受すること。」の条文をもって、「憲法をよく読め」と言ったのでしょうが、今回の習近平氏の訪日は、どのような性格のものでしょう。そこが重大な鍵になります。
しかし今回の習氏の訪日は、中国の大使でもなく、国家としての公の使命を負って来たとは考えにくい背景があります。
中国:隣国とパイプ作り、外交経験積ませる? 習氏来日へ
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20091125k0000m030144000c.html
どちらかというと、中国内の権力継承へ向けての素地つくりの為に、訪日を決めていると思われます。
それでは、それが国事行為とは、とても言えませんね。
この記事によると、あくまで「箔をつける」程度の意味合いで、天皇陛下との会見をルール無視してまで「ごり押し」したようにしか見えません。
中国の1権力者の為に、天皇陛下を利用したと取られる行為を、内閣への圧力で小沢幹事長はやってしまったと批判を受けても仕方ないのではないですか?
それを開き直って記者を恫喝するが如く「憲法を読め」とは何事でしょう。 志井氏には“良くぞ言ってくれた”と言いたいところですが、出来ればもう少しはっきり意見して欲しいものですね。
さらに小沢幹事長は、1政権与党の幹事長に過ぎないのに、こんなことを発言してしまいました。
外国人参政権 小沢氏の発言は看過できない(12月15日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091214-OYT1T01111.htm
ちょっとこのところの小沢氏の発言は、増長しているとしか思えません。 謙虚さを失い、力に頼る権力者は、いずれ滅びます。そういう歴史上の事実を、小沢氏はなんと考えているのでしょうか?
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