幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

大嘘。

瀕死とも思える民主党・菅政権ですが、とりあえず会見でなんだか一生懸命仕事をしているように見える枝野官房長官だけは、何故か評判が良いようです。

でも、こんなことやっているんですよ。
枝野氏「よくやっている」「総理候補に浮上」と評価される理由なし ~ NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20110405_16641.html

福島第一原発が、政府も東電も“想定外(笑)”の事故を強調し、事実を隠蔽していますが、実際には1号機が地震の前から故障、それも重篤な損傷があったのに、隠し続けられていたのです。

そのことがバレるかも知れないという、まともな発言をした人が、原子力危険不安院じゃなくて安全保安院の方にもいらっしゃいました。

福島第1原発炉心溶融が進んでいる可能性」 保安院
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E39C8DE3E0E2E1E0E2E3E3958AE3E2E2E2

この記事で経済産業省原子力安全・保安院中村幸一郎・審議官が指摘した炉心溶融の可能性ですが、2・3号機は1号機同様に電源が失われたにも関わらず、核燃料が冷却水から露出するまで1日半以上の時間がかかったのに対し、1号機ではわずか18時間でした。このことは、地震の起きる前から冷却水の水位が何らかのトラブルで1号機だけ下がっていたということに、他なりません。

ですから、枝野官房長官原子力安全・保安院中村幸一郎・審議官の発言をムキになって否定したということは、もしかしたら菅首相も枝野官房長官も、事前に東電からは1号機の故障も知らされていたのではないかと考えることも、不自然ではありません。

1号機 震災の夜に燃料露出直前
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110408/t10015172911000.html

第一、福島に限らず原発と電力会社、そして国との“ズブズブ”の関係が、日本の原発の安全性を損ねている最大の原因なのに、それを口にすると干されたり失脚したりという北朝鮮顔負けのことが、ここ日本で繰り返されていたのですから。

佐藤栄佐久・前福島県知事が告発 「国民を欺いた国の責任をただせ」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110330-00000301-sasahi-pol

ニコニコ動画でたくさんアップされていますが、東電の行う記者会見はマスコミに対して根回し充分ですので、東電の邪魔になる質問は出ません。
でも、最近はフリー記者


そしてネット媒体


と、東電の筋書き通りの質問をしない記者も出て来ました。

原発は必要悪とか今すぐ廃止は無理だとか、原発反対を言う人間は左翼思想で理想主義だとかいう主張をする人がまだいるのが、不思議で仕方ありません。

私だって、きちんと管理を出来る人たちなら安全ということは認めますよ。でも、すべて都合の悪いことは覆い隠す人たちが原発を推進している以上は、原発は自爆用核兵器にしばらく発電させているだけの代物に過ぎません。

まずは核燃料廃棄物の安全確実な処理方法を確立すること、そして電力行政の自由競争化(電力会社の寡占体制を改める)を実現しない限り、日本で原発を運転するのは絶対に避けるべきだと思うのです。

私たちの子供やその子供の世代に、処理の出来ない毒物を残して、我々は便利な電気を使った生活を享受して、良いのですか?日本では狭い国土に多くの人が住んでいます。どこか一箇所で原発の大事故が発生すれば、日本国内には逃げ場所は無いのです。

こんな酷い国と電力会社には、原発を推進する資格などありません。
VPS

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