幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

礎。

千葉市長を6期24年、政令指定都市では一番長い在任期間だった元千葉市長の松井旭(まつい あさひ)さんが21日、肺炎の為亡くなりました。

千葉市長の松井旭氏死去 ~ MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120221/lcl12022118330005-n1.htm

何故、この訃報を私が取り上げるか・・・というと、この方が居なければ千葉ロッテマリーンズはおろか、千葉マリンスタジアム(現:QVCマリンフィールド)も存在しなかったであろうから・・・です。

もう、“松井旭”で検索しても訃報しかヒットしない状況ですが、ひとつだけ松井さんの「仕事」を紹介する記事を見つけました。

千葉都心、幕張新都心を核に業務核都市を形成 ~ 建設グラフ1995年10月号

http://www.jiti.co.jp/graph/int/matui/matui.htm

松井さんは平たく言うと古くからの政治家そのものでした。元官僚でもありその政治手腕は非常に高かったと思いますが、基本はハコモノありきの政治で、今の千葉市のモノレールから千葉駅再開発、そしてメッセの開発など、ランドデザインは殆ど松井市政時代のものとも言えます。その松井さんがもっともこだわったのが市のシンボルになるプロ野球球団の誘致に繋がる、市民球場の建設でした。

いくら政令指定となったとは言え、人口も100万人までは到達出来ず、市の財政はいくつも同時進行で抱えたプロジェクトで火の車、そんな中でも市民球場の建設を成し遂げたのは県の開発になる幕張メッセへの球場建設でした。元々はもっと市の中心で建設をしたかったようです。

このあたりの経緯は、私もある本を読んで知ったことなのですが、どんな本であったかタイトルも忘れてしまっており詳細は失念しましたけれど、県への用地提供とスタジアム建設をバーターで要求し、折衷案としてあのような海沿いの風の強いところでは有りますけれど、メッセの中にスタジアムの建設を実現したのです。

という事は、松井さんが市長になっていなければ、ここでこうして私がブログを続ける事もなかったでしょうね。元々は弱い弱い地元球団・万年お荷物の千葉ロッテマリーンズに何とか“勝利の美酒”を味わって欲しいと、応援のために始めたブログでしたので・・・。

いやしかし、気になるなあ。どうしても本のタイトルが思い出せないのです。でも、タイトルを思い出したときにAmazonで検索してもヒットしなかったことは覚えていますので、これは千葉市の図書館を検索してみるしかないかな?

それにしても人生、これだけの実績を残してきて終える事が出来るのなら、幸せでしょうね。私も、大きな仕事は出来ないかも知れませんが、充実感のある人の心に残る仕事をやり遂げて、人生の締めくくりをしたいものです。

松井さん、ありがとうございました。

VPS

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