幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

イジメよりも。

交際相手、暴行後「捨ててしまえ」 秋田男児殺害
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006111302800.html?C=S

同じ子供にされるイジメも辛いけど、実の親にされる虐待ほど心の痛むものはないです。
私は、イジメの問題も確かに当事者は大変だと思いますが、“子は親を選べない”重い事実の前では、イジメなんてまだ、家庭に戻れば安心出来ることを考えればマシだと思うんです。

亡くなった諒介ちゃんの心中は、どんなものだったでしょう?
イジメを受ける子供の心中も辛いですが、守ってくれるべき実の親から虐待を受けて殺される子供の心を思うと、涙が出ます。誰からも守ってもらえないなんて・・・。

子供を持つ親として、信じられません。

ただ、見落としてはならないのは、秋田で発生した子供の虐待死事件の畠山鈴香、進藤美香両容疑者いずれも子供時代にイジメられた経験がある(らしい)ことです。そういったもので大きくなった心の闇が、実の子供を手にかけるといった、異常な行動をもたらした可能性も否めません。

だからって子供を虐待して良いことにはなりませんが、こういう側面からも、イジメの陰湿さ、不当さが現れているような気がします。

なんだか国全体が利己主義・享楽主義に支配されていて、“思いやり”を持てない社会になってしまっていますね。イジメや虐待を、“された人間の立場になる”心のゆとりを持てないものでしょうか?