幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

終戦。

M 5 - 6 F

勝利投手:武田勝(3勝1敗) 敗戦投手:バーン(3勝4敗) セーブ:マイケル(27)

本塁打: ワトソン4号、金子6号、パスクチ10号、青野5号、稲葉16号

今年の弱い理由がよく分かったゲームでした。

昨日のゲームで、“いい流れ”を感じていたんですが、それをミスミス相手に渡してしまうんですから。

立ち上がりは良かったです。根元のツーベースを足がかりにヴァルがランナーを進め、福浦が犠牲フライを打ち上げる・・・なんだか久しぶりに見る効率の良い攻めに安堵したのもぬか喜び。根元やヴァルの“負けないジンクス”まで失っちゃって、今度は本当の終戦になりそうですね。

7回の逆転のシーン、今年はこういったビッグイニングを相手に与えるケースが多いですが、一番の理由はキャッチャーのリードです。今日のサトのリードは完全に逃げてましたね。チバテレビの解説・倉持さんも盛んにおっしゃってましたが、これは私も一番腹が立っちゃったシーンでした。

ツーアウト1,3塁でバッター金子の時、ツーナッシングに追い込んだのは良かったですが、3球目のカーブが高めに外れて失投をビビッタのでしょうか、その後バーンに要求するボールを全部ストレートにしてしまいます。最初は振り遅れていますがだんだん金子もタイミング合ってきて、しかもバーンも投げれば投げるほどボールが高めに浮いてきて、打たれた球は絶好球になっていました。

これも伏線があって、バッター新庄で神田の時に、変化球を後ろへ逸らしたのも頭をよぎったのでしょう。バーンに投手が変わっても、低めの変化球を要求できずに墓穴を掘ってしまいました。元々サトはあんまりキャッチング上手いほうではないですけど、最近は特に上からかぶせてミットをボールに持っていくことが多く、いただけません。そこへ持ってきてこのリードですから、如何にサードにランナーが居るからといっても、自分のミス(パスボール)を防ぐが為に、低めの変化球を要求しなかったように見えたことが非常に腹立たしいです。

次が投手交代。晋吾が股関節の違和感と言うことで降板したアクシデントは仕方ないとして、7回の頭から行ってるのですから、途中で稲葉に技ありの一発打たれた位で藤田を交代させる必要があったのでしょうか?藤田-新庄の対決で普通にいけるじゃないですか。

あと福浦はとっても後悔してるかも知れません。ビッグイニングの口火になった新庄のフォアボール、直前にファーストファールフライを難しい位置ですがミットに入れているのに掴み切れませんでした。これが取れていれば、今日は何事も無くヴァルの爆発で勝ったゲームで終わったでしょうが・・・。あの、福浦が取り損ねたボールが今季のマリーンズを象徴しているようで、見ていて結構ヘビーなゲームでした。

明日は俊介-金村の対決です。サトが今日みたいなリードするようだと、また前回の札幌ドームの再現になってしまいます。俊介もファイターズには相当研究されています。それに負けない気持ちを持って挑んで欲しいです。