自宅用に、地デジチューナー内蔵のテレビを買いましたが、そうなるとやはり見たくなってしまうのが人情です(単に好奇心旺盛なだけですが)。
来年のマンションへの地デジ対応工事まで待っても良かったんですけど、仕事上テストの必要なこともあったので、UHFアンテナをベランダに増設することにしました。
ベランダへ取り付け可能なタイプでは、室内兼用のものでも色々商品が出ています。従来のアナログと違って、受信可能なレベルまで電波が届けば、綺麗な音声と画像が楽しめる地デジですから、室内アンテナの需要は今後増えてくるでしょうね。アナログの時には、室内アンテナって言うと、ザラついた映りで我慢するしかないってイメージがありますが、地デジではちゃんとデータをデコードして綺麗にして映しますので、携帯のワンセグとか室内アンテナなど受信環境の悪いところでも良好に受信出来るから良いですね。
でも、アンテナで重要なのはゲインです。どうせベランダ設置なのですから、わざわざゲインの低い室内用アンテナよりも、なるべく高ゲインの室外専用のアンテナを取り付けしたいです。
今回私が価格と性能対比で選んだのは、マスプロ電工のLS5-SETです。UHF全帯域カバーでゲインも7db以上確保していますので、ベランダに設置しても幕張だったら実用になるのかな?という判断で決めました。
ベランダへ取り付けしたところ。目の前にメッセのビル群があるので、アナログは屋上のアンテナでもボロボロです。
このLS5-SETは、ベランダ用の取り付け金具と、15mのケーブルが付いていますので便利です。ケーブルは意外と高いので、このセットは価格的にも安いかも知れません。
購入したお店は楽天市場で検索して探しました。幕張近辺の家電量販店では大体6,000円前後でしたので、私の買ったショップの4,980円で送料無料は、ちょっと法外に安かったかも知れません。(リンク入れようと思ったら、もう売り切れてました)
この取り付け状態で、アンテナレベルを調整しましたが、上の写真で一番良い状態です。大体64前後で、それ以上にはなりませんでしたが50あれば良いらしいので、良好なほうになるのかな?と思います。でも、TokyoMX TVが受信出来なかったのはちょっと残念でした。あの位置で受信すると、少しレベルが足りないのでしょうか。
アンテナレベル調整中。アンテナは仮止めにして、方向を色々試して見ました。
地デジ、やっぱり綺麗ですね。ハイビジョンブラウン管にして良かったな、と思うのは、やっぱり動きのある映像は残像がなくてすっきりしています。これで野球のボールもちゃんと見えます!(実は一番そこが肝心だったりして・・・)
デジタルなので当然なのですが、音も良いですね。アナログ放送の音質とはダイナミックレンジがまったく違います。スピーカーは同じ設定なのに高音も低音もずーっと豊かに聴こえます。ヘッドホンで聞いても雑音も無いのでちょっと感動的でした。
地デジへの切り替えは、2011年を予定していますけど、それまでに本当にアナログ放送を停波出来るんでしょうか?世帯主が現役で働いている家庭は、多少の出費増でも耐えられるでしょうが、リタイア世代、年金世代などはどうなるんでしょう?目に優しくお財布にもやさしいブラウン管テレビは、完全に市場から姿を消してしまっていますし、テレビを買ったとしても、アンテナの取替えも費用がかかります。
残りの非デジタル世帯の4,000万台のテレビは、ちゃんと買い替えが進むんでしょうか?なにやらこんなことも“格差社会”に繋がっているようで、淋しい気持ちになりますね。