今日は、CDを衝動買いしてしまいました。
きっかけは、このCM。
http://www.beverage.co.jp/fire/
勘の良い方なら、誰のアルバムか、見当ついちゃいますよね(笑)
お約束通り、注文したのはこれです。
CMのバックで流れる曲が、爆風スランプの“無理だ!”ですから、つい「本物」を久々に聞きたくなってしまいました。このCM考えた人は、「挽きたて」から「腕立て」を連想してしまったのだと思うんですけど、この選択をする時点で世代がバレそうですね。
無理だ!の歌詞は、こんなのです。
http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/2588/Y003498
私がこんな行動するくらいですから、意外と爆風スランプのCDを求める方も、これから出てくるんじゃないでしょうか?
爆風スランプは、(私もまだ多少バンド活動していました)当時のバンド連中の登竜門としてYAMAHAのEAST WESTというバンドのコンテストがありましたが、そのEAST WESTの1981年グランプリの“爆風銃”、準グランプリの“スーパースランプ”が合体して出来たバンドです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%86%E9%A2%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97(ウィキペディア 「爆風スランプ」)
EAST WESTの本選出られるだけで羨ましいですが、グランプリ取っちゃうグループですから、演奏技術だけでなくやはり“突き抜けた”何かを持っていたんでしょうね。彼らの作品見ていれば充分突き抜けていますけど・・・。
当時のバンドはメジャー志向派(売れることに重きを置く)と、趣味を貫くマイナー志向派とに別れていたように思いますが、ベーシストの江川ほーじんは特に「売れる」ことに嫌悪感を持っていたようです。彼らのメジャーへの出世作となった“Runner”が、路線の違いから脱退する江川のことを歌ったものであることが示すとおり、外観や歌詞のイメージとは違ってとても硬派で、メッセージ性も強いグループだったと思います。
最近のミュージック・シーン見ていると、私の耳からすると「どっかで聞いた」「何かの焼き直し」にしか聴こえてこない曲ばかりに思えます。音楽業界が、CDの売り上げが落ちて著作権保護への取り組みを真剣に考え出しているようですが、売り上げが落ちたのは単に音楽がビジネスの一つの商品に成り下がってしまったからで、違法コピーの蔓延に拠るものではないと、私は思うのです。
単なる「流行り歌」として消費されるならコピーされてもやむを得ないように思うのです。魂のこもった極ならば、やはり「自分で買って」聴きたいですからね。
そういう意味ではこの爆風スランプは、やっぱり「キチンとアルバムを買いたくなる」バンドだと思います。聴き手に真剣に訴えてくるミュージシャンって、そうそう無いですからね。
CDが届くのが、楽しみです。