幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

正義。

宋文洲さんをご存知ですか?
私は、同い年という事もあるのですが、このソフトブレーン創業者である宋さんの考え方に共感を覚える事が多く、メールマガジンも創刊当初からずっと読ませていただいております。

きっかけは日経ビジネスの「傍目八目」というコラムでした。

ウィキペディア・・・宋文洲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8B%E6%96%87%E6%B4%B2


今回は、11月28日のメールマガジンに掲載されていた“正義と狭窄は紙一重”のお話をさせていただきたいと思います。

メールマガジンに掲載された原文と、それに寄せられたコメントはこちらです。ちなみに10番目に私のコメントがあります。
http://www.soubunshu.com/article/110259923.html

宋さんが言う「怒鳴るおじさん」は、今でも居ることは居ますが、その中身はまったく変容していると、私も思います。
現在、街で見かける“怒鳴るおじさん”は、自分にとって気に入らないことで怒鳴っているだけで、その怒鳴る相手への思いやりがまったく欠如しているように、私は感じます。

「官僚が悪い」「医者が悪い」「大企業が悪い」・・・なんて、まるでどこかの政党のキャンペーンのようですが、まさにそうやって、身の回りの問題全ての原因を、自分以外の人や仕組みに、責任転嫁する人が、本当に多くなったように感じます。

宋さんのメルマガのコメントにも、相変わらず宋さんが肯定するもの=中国、否定するもの=日本人社会・・・の図式で考えている方が若干いらっしゃるようで、同じ日本人として非常に恥ずかしく思いますが、そんな方もここで宋さんのいう「正義」を振りかざすだけの方のように、私は思えるのです。

人間には「他者を裁く」権利など、誰も持ち合わせては居ないはずです。

自分の心の中に、“怒り”を感じたら、それが自己の「私利私欲」に基づいたものではないか、本当に怒りをぶつけるべきものなのか・・・そんなことを冷静に考える余裕を、持ち続けたいと思います。