幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

敗戦。

第81回センバツ高校野球習志野高校は宮城・21世紀枠の利府高校に9回サヨナラで負けてしまいました。

毎日jp・・・第8日第3試合 1球速報

http://mainichi.jp/senbatsu/09/graph/08-3/

今日は県知事選挙へ行ったり、お買い物へ出たりと慌しい中の観戦でした。
試合は習志野・山田君、利府・塚本君の要所を締めるピッチングで引き締まった展開でしたが、1回を除き毎回の10安打を放った習志野高校に、序盤での送りバントのミスが出たことが響いた形になってしまいました。

今日の山田君は緒戦よりは制球も良く、三者凡退が一度もない試合展開ではありましたが、ピンチでは大胆なスローボールとインコースに思い切って投げるシュートの威力で、最小失点に抑えていましたが、最後の1球は、ほぼ真ん中へ打ち頃のカーブが甘く入ってしまいました。

それよりも今日の敗因は打線でしょう。序盤は塚本君のタイミングを外すピッチングに強振に行ってしまい、勝負所で三振してしまう打者が多くなってしまいました。終盤には各打者ともきっちりボールを引き付けてはじき返せるようになり、打球も鋭くなって行きましたが、もうちょっと手堅く序盤から得点出来なかったことが、最後にサヨナラの結果を生んでしまったように思います。

小林監督の敗戦のコメントも、「夏までには全体的なレベルアップが必要」というものでした。
習志野高校の今回のセンバツ出場は、秋季関東大会の各試合を接戦でモノにすることによってチーム力が磨かれて行った結果ですので、この甲子園での戦いでも相手を圧倒するような打力がある訳でもなく、威圧出来るほど球威のある投手が居る訳でもありません。
今日の試合でも序盤の再三のバントミス、チャンスの打席で各打者が確実にバットへミートして行けない打撃など、攻撃面での課題がかなりはっきりしたように思います。
ただ、練習量に裏打ちされた堅い守備と、伝統の機動力は健在ですから、今日は負けてしまいましたがこれから春の県大会・関東大会までにそのあたりをどのように小林監督が修正してくれるのか、非常に楽しみな敗戦ではあります。

踏まれても踏まれても 尚伸びる 雑草の如く逞しく

この敗戦を糧にして、また一段の成長を期待しています。