幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

準決勝。

7月25日、QVCマリンで行われた高校野球千葉大会準決勝第一試合で、習志野高校は拓大紅陵に7-0(7回コールド)で勝利しました。


チバテレ高校野球速報

http://www.chiba-tv.com/11yakyu/kekka/0725/index.html

先発の在原君は昨日の千葉経大附戦からの連投でしたが、小林監督の起用に応え球威・制球、そして度胸満点のピッチングでした。リードを広げてからは山なりのスローカーブでタイミングを外したり、かと思うと内角のストレートを思い切り投げ込んだりと、中々の勝負度胸で拓大の強力な左打者を押さえ込みました。

打線はちょっと大会始まってから思ったような打線のつながりがなく、それが千葉経大附戦での苦戦へと繋がりましたけれど、今日はなんだか吹っ切れたようにチャンスをきっちりモノに出来ました。特にキャプテンの宮内君にタイムリーが出たのが、嬉しかったですね。

外から見れば野球の名門と呼ばれる習志野高校ですが、私立のように選手を集めることも出来ず、毎年毎年甲子園へのプレッシャーにさらされ、OBからは無言の圧力もあったりと、毎年毎年のことですがグラウンドでプレーするレギュラーが気持ちよく楽しんで野球が出来ないことが、とても不憫でした。

でも、選手としてそれを体験している小林監督ですから、そういう習志野高校野球部を取り巻く色々な弊害を振り払うすべも、持っているんじゃないかって就任されたときから、期待していました。
実際、今でもOBや後援会と選手との間で、苦労なさっていると思うんですよ。

でも、小林監督は「私は高校野球の監督である前に、一人の教員です」と、言い切ってくれます。
勝ち負けよりも、野球を通した人格形成を忘れては居ません。

だから、ベスト4に私立ばっかりになっても、野球のスタイルは変えずに生徒たちと甲子園という舞台へ、上り詰めて欲しい。

勝ち負けがすべてではなくても、やっぱりひとつ上のステージを経験するということは、その後の人生を大きく変えますから・・・。

明後日、27日の決勝戦は、好投手との投げ合いを何度も制してきた巣山君が投げる、東京学館浦安高校と対戦します。ノーシードから勝ち上がった勢いは、侮ることは出来ません。

でも、これまでやってきた練習、そして自分達の力を信じて見失うことがなければ、10年ぶり8度目の「ひとつ上のステージ」が、実現出来ると思うのです。

頑張れ、習志野高校。めざせ3度目の全国制覇。
VPS

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