ネタ試合。
いやもう、成瀬を8回途中で交代させたところで、半分負けを覚悟してたんですが、この敗戦はちょっとネタにしかなりませんね。
E 6× - 5 M ◇フルキャスト宮城◇観衆20,113人
- M:成瀬-荻野-●小林雅(2勝4敗)-藤田
- E:永井-戸部-有銘-○渡辺恒(3勝1敗)
- 【本塁打】山崎武37号(楽)、フェルナンデス16号(楽)
- http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/pl2007081205.html(ニッカンスコア)
- E:永井-戸部-有銘-○渡辺恒(3勝1敗)
継投云々よりも、パターンに拘りすぎるのもどうかと。適材適所とか再配置とか考えないんですかね?
今日の敗戦は、継投のミスじゃあないですよ。ただ単に、“状況に応じた選手の育成が出来ていないだけ”ですよ、ほんと。
そう感じたのは、6回表、一度は逆転した攻撃の時です。イーグルス1点リードの状態でワンアウト満塁、ここで野村監督はなんと戸部をリリーフに送ります。マリーンズから移籍してようやく1軍へ上がったものの、10点台の防御率という戸部を。
博打ではありますけど、こういうシーンで揉まれて選手は育つんですよね。おそらくそういった意図も汲み取った上での戸部のマウンドだったのでしょうが、ここは野村監督の期待に応えることは出来ず、大松に押し出しのフォアボールを与え、ベニーは三振に仕留めますがサトに走者一掃のツーベースを打たれてしまいます。
結果は失敗ですが、目的のはっきりした継投ですから、投げるピッチャーも納得出来るんじゃないですか?打たれたのは戸部の力が足りなかったからで、その後有銘がしっかりフォローしていますし。ただベニーを三振に打ち取るなど、収穫はあったはずです。何故サトに打たれたかをキチンと反省すれば、この登板は無駄にはなりません。
かたや、マリーンズの継投はどうでしょう。8回、連打でノーアウト1・3塁のピンチを迎えると、すぐに荻野へスイッチします。もう荻野は39試合目のマウンドですよ。こんな使われ方では来年は確実に壊れます。ここのピンチはゲッツーの時に入った1失点でしのぎますが、最終回、満を持して投入したはずのマサが大乱調でした。
このあたりのコンディションというのも、監督はコーチから知らされていないんでしょうか?マサはボールも走っていませんでしたし、コントロールも定まっていません。こんな旧式クローザーでは逆転イーグルスを抑えるなんて夢の夢でしょう。マサにも反省を促したいです。ボールは衰えるんだから制球力を身に付けるとか、新しい球種を覚えるとかしないとずーっとクローザー続けるなんて無理ですよ。またそういう指導をしないコーチ陣にも問題ありです。未だに「ボールの行き先はボールに聞いてくれ」とばかりに投げ込むスタイルに拘り続けるのは、自己陶酔には良いですけど見ているファンの心臓は持ちません。
せっかくの成瀬先発ゲームが、終わってみれば無様なサヨナラ負けです。イーグルスの集中力を褒めるべきか、次の投手が育たない現状を嘆くべきか・・・答えは見えてるんですけどね。
野球 マリーンズ