壁。
今更って感じがしないでもないですけど、この本が気になって会社の帰りに書店へ寄って、買ってしまいました。
もちろん、DVD付きを買いました。You Tubeでも見られるようですけど・・・。
ランディ・パウシュさんは今年7月25日(現地時間)未明、永遠の眠りにつかれました。すい臓がんからの転移による肝臓ガンです。享年47歳と言えば、私と2つしか年が違いません。
「最後の授業」については、以下のリンクを参照下さい。
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/last_lecture/index.php
You Tubeでも授業の全編が公開されています。
読後の感想は、「なんて前向きな人なんだ」です。末期ガンの宣告で、余命も殆どない。それでもそれを「自分の人生の終わりが分かって、事故で突然死ぬよりは準備が出来るから」と考えを転換出来る勇気。当然、死への恐怖もあるでしょう。この世に残すことになる幼子3人の将来も不安です。そして、その子供たちの成長に立ち会うことの出来ない辛さ・・・。これは、親になった人で無いとお分かりいただけないと思いますが、自分の子供の成長に立ち会えないけれど、姉の子供と過ごすことが出来た自分は幸せだ・・・と考えることの出来るポジティブさ。。。何から何まで、見習わなければならないと、感じ入った次第です。
そして何より、私の心を打ったのがこの言葉です。
「レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕の行く手を阻むためにあるんじゃない。
その壁の向こうにある何かを
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているんだ」
何か困難に直面すると、人は自分の不幸を呪うか、「そんなこと、出来るわけ無い」と投げ出すのが普通の人の発想でしょう。
でも、パウシュさんは、その壁を、壁の向こうにあることを、自分が本当に望んでいるかどうかを試す機会なんだと、捉えるのです。つまり、越えられない壁であれば、自分の想いが足りないということ、そして自分が真剣にそれを望んでいれば、自ずと壁は乗り越えることが出来ると・・・。
振り返って、自分は今まで壁に直面し、どのような行動を取って来たでしょうか?私の壁の一つ目は左肘の障害でした。私はこれを理由に、捨てるものを増やしてしまいました。ですから、未だに後悔します。「本当に、自分は最大限の努力を払ったのだろうか?」と。
壁の二つ目は、目の障害でした。私は色覚障害があり、本当は工業高専へ進みたかったのですが、「就職がない」という理由で、普通高校への進学を選択してしまいました。それよりも何よりも、私は医師になりたかったのです。いずれも、色覚障害があると、入学すら断られてしまいます。それでも、それで諦めるのではなく、本当は他に方法があったのではないか・・・そう考えてしまいました。私はそのとき、本当に本心から願っていたのかと。
パウシュさんの最後の授業は、自分の子供の頃からの夢を、どのように叶えて言ったかを順に語って行きます。しかし、本当の授業の目的は・・・。
パウシュさん自身は現世で確認することは出来ませんでしたが、残った方々がパウシュさんの想いを受け止め、きっとお子さんたちへ伝えてくれると、思います。
私はこの本を読み終えたあと、息子に渡しました。「この本、読んでごらん」と。
もちろん、DVD付きを買いました。You Tubeでも見られるようですけど・・・。
ランディ・パウシュさんは今年7月25日(現地時間)未明、永遠の眠りにつかれました。すい臓がんからの転移による肝臓ガンです。享年47歳と言えば、私と2つしか年が違いません。
「最後の授業」については、以下のリンクを参照下さい。
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/last_lecture/index.php
You Tubeでも授業の全編が公開されています。
読後の感想は、「なんて前向きな人なんだ」です。末期ガンの宣告で、余命も殆どない。それでもそれを「自分の人生の終わりが分かって、事故で突然死ぬよりは準備が出来るから」と考えを転換出来る勇気。当然、死への恐怖もあるでしょう。この世に残すことになる幼子3人の将来も不安です。そして、その子供たちの成長に立ち会うことの出来ない辛さ・・・。これは、親になった人で無いとお分かりいただけないと思いますが、自分の子供の成長に立ち会えないけれど、姉の子供と過ごすことが出来た自分は幸せだ・・・と考えることの出来るポジティブさ。。。何から何まで、見習わなければならないと、感じ入った次第です。
そして何より、私の心を打ったのがこの言葉です。
「レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕の行く手を阻むためにあるんじゃない。
その壁の向こうにある何かを
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているんだ」
何か困難に直面すると、人は自分の不幸を呪うか、「そんなこと、出来るわけ無い」と投げ出すのが普通の人の発想でしょう。
でも、パウシュさんは、その壁を、壁の向こうにあることを、自分が本当に望んでいるかどうかを試す機会なんだと、捉えるのです。つまり、越えられない壁であれば、自分の想いが足りないということ、そして自分が真剣にそれを望んでいれば、自ずと壁は乗り越えることが出来ると・・・。
振り返って、自分は今まで壁に直面し、どのような行動を取って来たでしょうか?私の壁の一つ目は左肘の障害でした。私はこれを理由に、捨てるものを増やしてしまいました。ですから、未だに後悔します。「本当に、自分は最大限の努力を払ったのだろうか?」と。
壁の二つ目は、目の障害でした。私は色覚障害があり、本当は工業高専へ進みたかったのですが、「就職がない」という理由で、普通高校への進学を選択してしまいました。それよりも何よりも、私は医師になりたかったのです。いずれも、色覚障害があると、入学すら断られてしまいます。それでも、それで諦めるのではなく、本当は他に方法があったのではないか・・・そう考えてしまいました。私はそのとき、本当に本心から願っていたのかと。
パウシュさんの最後の授業は、自分の子供の頃からの夢を、どのように叶えて言ったかを順に語って行きます。しかし、本当の授業の目的は・・・。
パウシュさん自身は現世で確認することは出来ませんでしたが、残った方々がパウシュさんの想いを受け止め、きっとお子さんたちへ伝えてくれると、思います。
私はこの本を読み終えたあと、息子に渡しました。「この本、読んでごらん」と。