So-netで始めたこの「幕張の風」。2005年から10年を迎えましたが、今日(8月31日)でSo-netのブログは削除されます。
もともとは個人的な事情でのブログサービスの変更でしたが、この機会に私のこれまでを振り返り、今後機会をみながらそのことをブログへ記して行きたいと思います。
もちろん、今はFacebookでしか更新していない話題も時折織り交ぜながら。
私は自衛官である父と専業主婦で40代近くまで過ごしてきた母の間に生まれ、世の一般からすると厳しく育てられて来たと思います。
私の道徳心は、父からの教育の影響が非常に大きいかなと、今でも考えております。
ただその父親とも、私の大学生時代に起きた家庭内トラブルが元で不仲となり、私は大学を中退し専門学校でデザインを勉強したのちに家を出ることとなりますが。
今の経済的に最悪と言える状況でも、息子の大学の学費を意地でもねん出しているのは、自分が味わった辛さを息子には経験させたくないという思いだけからです。
今回振り返りとしようと思いましたのは、経済的には自己破産(元会社経営者ということで破産管財人がついて個人破産のレベルではなくなりましたが)の手続き中で、その中で過去の振り返りをせざるを得ない状況もありまして、そういった中で妻から「あなたのこれまでの道のりは、必ず参考となる人が居るはず。今のうちにまとめたら?」と指摘されたことがきっかけです。
あくまで、私自身からの視点ですから、個人的に自分の良いように解釈して書いてしまう部分は完全には否定出来ませんが、あくまで自分に降りかかった事柄を客観的に残して行くつもりです。
ご興味のある方は、お時間おつきあいいただければ幸いです。
ではまた。
ユニ。
まだまだソネブロからの移行作業中ですが、うちに新しく家族として加わった、ユニについてちょっと書きたいと思います。
ユニはもともと「保護猫」でした。
野良猫は気楽なようで、でも周囲に猫嫌いな方がいたりして行政に回収要請があると、保健所で一定期間保護した後、引き取り手が現れない場合は殺処分されてしまいます。
ユニは東日本大震災直前の2011年2月に、千葉県柏市の保健所から保護主様家庭に引き取られていました。
私は、奥さんの「猫を飼いたい」の一言で、ネット上の一時引き取りされている猫を探していました。ペットショップで生体を買うなんて、私の頭には端からありません。ペットショップではペット用品を売れば良い・・・生体はブリーダーから譲ってもらうのが正当だと考えるからです。
ネットで検索して、奥さんの希望の「キジトラで、女の子」。そして千葉県から引き取り可能な猫を探していましたら、この猫に目がとまりました。
一瞬で「この子」と思ってしまったんですね。
でも、うちに来てから分かりました。猫ですけれどユニはうちの奥さんに何だか似ています、色々と(笑)。
ユニの保護活動をなさっておられたのは、「かにさんズにゃみりー」さんです。
ユニを柏保健所から引き取って、うちに来るまで「保護主様家庭」だったのは、矢矢さん。
ユニは難しい性格で、ものすごく警戒心が強く怖がりですから、矢矢さんは相当苦労なさったと思います。私も引き取って初日に「洗礼」を受けましたから。思い切り噛まれて左手の指は腫れて動かなくなるし、左手も右手も深いひっかき傷で、2か月以上経った今でも傷が残っているほどの深手を負いました。
でも、そんなに人間に警戒心を抱かせたことが、ユニは経験して来たんでしょう。本来は母猫に守られていなければならない子猫の時に。
かわいい・・・って軽い気持ちで生き物をお金で手に入れる。その結果が無責任な殺処分につながります。動物を飼うということは、お金で「買う」とは違います。自分の子供と同じ、その動物の死ぬまでを責任もって引き受けるということです。
ユニの近況(笑)
ビビりな性格は一生変わらないでしょうね。掃除機とアイロンが大嫌いで、今日も私がアイロン掛けしようとしたら、逃げ出してしまいました。
「頭隠して尻隠さず」(笑)
ユニ、もうアイロン終わったから出ておいで。
ホントにゃ?
うちには、お金もないし、お留守番も多いし、はっきり言って古くて狭いけど、出来るだけ長く一緒に暮らしてね、ユニ。
現場の声。
こういう時に一番説得力を持つのは、現場の第一線で実際にその活動をしている方の言葉だと、私は考えます。
国際的に、紛争地域でのボランティア活動に取り組んでいる日本国際ボランティアセンターから、集団的自衛権の行使についての提言がされています。
集団的自衛権をめぐる論議に対する国際協力NGO・JVCからの提言
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/advocacy-statement/2014/06/20140610-%20right%20of%20collective%20self-defense.html
私には、JVCの提言通りに活動することが、本当の日本の行うべき活動のように、思います。
皆さんは、どう思われますか?
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本当の。
私の住んでいる千葉市。70年も前になりますがアメリカの空爆により焼け野原と化してしまったことがあります。
千葉空襲 ~ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E8%91%89%E7%A9%BA%E8%A5%B2
千葉市における戦災の状況(千葉県) ~ 総務省
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/daijinkanbou/sensai/situation/state/kanto_07.html
この千葉七夕空襲の事実を後世に語り継ごうと、犠牲者の名前を刻んだ記念碑が今年建立されました。
千葉空襲 犠牲者の名刻む 祈念碑完成 千葉市で除幕式 ~ 東京新聞Web
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150705/CK2015070502000136.html
日本の戦争被害と言うと、広島・長崎の原子爆弾を思い浮かべる人も多いかと思いますが、規模とその残虐性から考えると、最悪の被害は「東京大空襲」でしょう。
東京大空襲 ~ 昭和20年3月10日 史上最大の虐殺
http://www.kmine.sakura.ne.jp/kusyu/kuusyu.html
人類初の原子爆弾の人体実験の為、当時の米国大統領トルーマンは、日本からの和平交渉の申し込みを黙殺し続けます。
ほぼ同時期に行われたこの虐殺も、日本の家屋を研究し一般市民の被害が最大限になるように、アメリカは爆弾の類から最新鋭の武器までフルに導入します。
日本は第二次世界大戦で敗戦国となりました。安保条約でアメリカとは「仲が良い」などと言う誤解も多く生まれていますが、所詮はアメリカの思惑通り踊らされただけで、これからもそれが特段改善されるべき内容は何一つありません。
本当の平和の為に必要なこと・・・日本人一人一人が真剣に考える必要があります・
立て直し。
私の今のタクドラの仕事は、本当に時間がありません。私の勤める会社の場合ですが、3出番1公休のサイクルですので、出番の後の明け番は体調維持に必死で、睡眠時間の確保と、次の出番へ向けての体調調整でとても読書に時間を取る気になれず、週に1日だけの公休日は共働きの買い出し日でもあるので、中々まとまった時間は取れません。
この本も、昨年の10月に買ったのに、読んだのは今日(笑)。私が読めない間に奥さんはもう何度も読んじゃっています。サラッとした内容と、わかり易い表現で気楽にサッと読めるようで・・・。
今日は買い出しも早めに済んで、午後だいぶまとまった時間が取れましたので、ようやく「読もうかな?」と手に取りました。仕事柄風俗で働く女性にご乗車いただくことはあっても、ボーイさんはないですから、どんな仕事なのか興味はありました。でも、ソープの女性から仕事の内容は聞いていましたので、書かれている内容も「そうだろうな・・・。こんなものだよな」と納得いくものです。
給料はほぼフルコミッション(仕事を休めば給料が減ります)上下関係(先輩後輩)も厳しく理不尽がまかり通ってしまうのも、私が今生業としているタクシードライバーの世界に近いものを感じてしまいました。そして“下手な人間としてのプライド”なんて持っていたら、それこそ馬鹿らしくて続けて居られない仕事でしょう。はっきりと「家族の為」「もうこれしかない」と割り切って、そこで歯を食いしばって粘ることの出来る人だけが、結果を出せる世界なのでしょう。
ただ、この本でも描かれていましたが、厳しい世界故に本当に温かい心の持ち主の方が居ることも事実です。辛い生活の中で心がささくれて、他人が全く敵にしか見えなくなる人も居れば、同じ心の傷を持つ者同士、優しく手を差し伸べてくれる人も。私には、普通のサラリーマンをしていた頃よりも、今の世界のほうが温かい人に出あう機会が増えたように思えます。
この本の作者は、最後は夜の世界から卒業することが出来ましたが、それもこれまでの人生で、人と人とのつながりを大切にしてきたからだからこそだろう・・・そう感じました。
ソープランドのボーイの世界もタクシードライバーの世界も、サービスとして自分にきっちりと仕事のレベルに手を抜かず努力をすれば結果へ繋がる世界です。仕事の厳しさも店の中の人間から辛く当たられるのか顧客から辛く当たられるのかの違いもありますけれど、この本を読み終えて私は自分のこれまでの歩みを振り返ってしまいました。
本の詳細の内容は、文庫ですので気軽に読んでいただくのが一番だと思いますが、こちらの記事で概要と、筆者の方へのインタビューも紹介されています。
震災で仕事もカネも失った中年男が一念●起! 吉原ソープランドのボーイに転職して人生立て直しました ~ ダ・ヴィンチNEWS
http://ddnavi.com/news/183706/
さあ、また明日の出番も頑張るぞ!
- 作者: 玉井 次郎
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2014/01/23
- メディア: 文庫
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普通の国。
これで「普通の国になれる」なんて本当に信じている人がいたらおめでたい。
日本の現状の限られた防衛力では、集団的自衛権の行使は、サッカーに例えるならただでさえがら空きのゴールを放っておいて、ゴールキーパーがフォワードに参加するようなものです。しかもそのフォワードは別のチーム。この法案を論ずる前に、まずは現状の日本の実力を、冷静に評価すべきです。
また、首相である安倍が主張する「日本を取り巻く環境の変化」、しかし日本がしっぽを振って追従しようとしているアメリカそのものが、世界の一番の危機です。中国の軍備力増強より北朝鮮の見境のない脅しより、なにより危険なのが、アメリカ自身。
これまでも平和なところに問題をわざわざ発生させ、戦争を世界中にふりまいているのは、安倍が必死でしっぽを振っているアメリカ自身に他なりません。
古くはベトナム戦争、最近ではイラク戦争しかりです。この考えで言えば日本自身もアメリカの策略に引っかかって、無謀な第二次世界大戦を引き起こしたとすら、言えます。
今回の戦争法案も、元を糺せばアメリカからの圧力。
田原総一朗「安倍首相の安保政策は米国『対日レポート』の丸写しだった」 ~ dot
http://dot.asahi.com/wa/2015061700069.html?page=1
この期に及んで憲法違反をしてまで、そんな国にしっぽを振ってついていく必要など、無いのです。
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新世界。
まあ、色の見え方が違うだけなので、普通に生きて行くには左肘の障害以外に不便はないのですが、私の子供の頃は、色神と呼ばれて進学指導が別枠にされました。
当時は入社試験で、大きな企業では特に色覚検査が必須でした。私の志した医学分野では、色の判別が出来ないとまず医師にはなれません。
次に興味があり好きだった電子・電気関係の仕事でも、配線の処理は色の判別が必須です。
本当は、普通の高校に行かずに高専へ進んで、理系の勉強をしたかったんですね。
でもこんな目を持った私に、中学3年の時の担任の先生は、何日も時間をかけて説得してくれました。
進学させてしまえば、普通は先生の仕事は終わりなのに、それでは就職のときに私が困るだろうと、国立の東京高専への進学を諦めようとしない私を、諭してくれました。
その頃に、こんなものがあったら・・・と考えたらワクワクするようなものが、ありました!
色覚異常の人のためのサングラス。色の違いを初めて見た人々の反応が感動的 ~ grape
http://grapee.jp/35507
Color Blindness Glasses ~ EnChroma, Inc.
http://enchroma.com/product-category/color-blindness-glasses/
もう、今更「医者になろう!」とかは考えません(笑)けれども、「普通の見え方」ってどんなものなのだろうって、興味があります。
今の弁護士さんの手続きが終わって、生活が一段落したら、買ってみようかな?
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誰の為。
集団的自衛権行使へ法整備=安倍首相「切れ目なく備え」-安保法案を閣議決定 ~ 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015051400713
法案をまとめてひとからげにして審議するなど、論点をぼかして通してしまおうという魂胆がミエミエです。おまけに名前に「平和」の文字をこれ見よがしに入れて、中身の危なさを誤魔化そうという考えが許せない。
「彼」の頭には、日本の平和、ひいては世界平和などと言う高尚な考えは毛頭もなく、ただ単に誰もなしえなかった「憲法改正」をやりたい、名を残したい、それだけです。
アメリカが、日本に応分の軍事力負担を求めているのは、国内事情がそれを許さないこと、そして国際的にアメリカへの風当たりが強いからに、他なりません。
安倍さん、あなたは第二次世界大戦で、アメリカに「はめられて」開戦せざるを得なかった、先人の苦労を無にする気ですか?
あなたに贈りたい言葉があります。
「Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.」
アインシュタインの有名な言葉です。
平和は、力では維持出来ません。お互いの理解が必要なのです。
その為の努力を、あなたは寸分でもしたのですか?
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眼力。
先日、アメリカンエキスプレスの“プラチナカード”をご利用になるお客様に、ご乗車いただきました。
区間は「ワンメーター」でしたので、到着してから「クレジットカードで払います」と言われると、正直「勘弁」して欲しいお客様でした。ワンメーターも嫌ではないのですが、クレジットカードは清算に時間がかかるうえに手数料はドライバー負担ですから、かなり辛いのが正直な感想です。
でも、お預かりしたカードが、アメックスのプラチナ、しかもチタン製の重たいカードで驚きました。「こいつ、ただの酔っ払いじゃなかったのか・・・!」(笑)
お住まいから想定するに、どこかのベンチャー企業の創業者なのでしょうね。なんで私がそう思ったかと言うと、ご乗車中にお客様が急にこんなことをおっしゃるのです。
「運転手さん、タクシーの運転手っぽくないよね?前は何の仕事をしていたの?」
私は手短に、以前は電子機器の営業をやっていて、そこから起業に失敗したことと、年齢から再就職が厳しかったことをお話ししました。
するとお客様が、
「そんなことないよ、私だってもう40代後半。あなたならまだまだ成功出来るはずです。」
ご乗車時間の短いやり取りで、何かを感じていただいたのでしょう。酔っていても、疲れていても、ほんの短時間で相手の「人となり」を見抜く眼力を持っているのでしょう。
こんな商売をやっているのは、正直「もう利用されること」に疲れてしまったからで、一人の能力で仕事が完結出来るタクシードライバーの仕事は、今の私の精神状態を良好に保つにはもってこいです。
それでも、こういうことをおっしゃっていただけるのは光栄なことです。
ご自身で経営をなさっておられる方には、似たようなことを何回も言われます。
でも、今私は破産して再起をしている途上ですので。
地道にタクシードライバーとしての仕事を全うしたいと思います。
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