幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

今季の讀賣は本物か。

讀賣が走っていますね。讀賣マンセーなスポーツ紙やマスコミ連中は騒いでますけど、本当に強いのでしょうか?アンチ讀賣の私としては、ここでちょっとやっかみ半分の分析をしてみたいと思います。


まず日程の問題。讀賣はまだ調子の上がっていない横浜・広島・ヤクルトの対戦が中心で、阪神と一回も対戦していません。これからの阪神戦である程度今年の戦力が評価出来るようになるでしょう。この日程も讀賣贔屓を感じますね。古くからゴールデンウィークには必ず後楽園球場で阪神戦が組まれた“伝統”があるくらいなので、それを見越したカード編成だったのでしょうか?。

投手陣は、現在の所好調に見えますが、年間通して計算出来る先発は上原とパウエル程度でしょう。上原はWBCの疲労かちょっと調子を落としていますが、彼の能力から言えば必ず夏場までに状態は上げてくると思います。しかし2年目の内海やベテランの工藤・桑田はシーズン通して現在の調子は維持出来ないでしょうし、中継ぎの安定感も福井頼みではいつかはパンクします。抑えは久保と豊田ですけど昨日の横浜戦を見れば分かるように絶対的な安定感には程遠い状況です。GW以降の疲労が溜まってくる梅雨場に馬脚を現すような気がします。

打撃陣ですが、小久保は怪我が無ければ活躍出来るでしょう。その他は原さんが“競争意識”を持ち込んだおかげで、生え抜きの戦力に活気がありますね。今のところはそれがいい方向に働いています。特に小坂の効果は絶大なんじゃないでしょうか?生え抜き・若手の台頭が目立ち、ちょうど去年のマリーンズの状況を思わせるような活躍ぶりですが、今シーズンこれがどれだけ続くかが鍵となりそうです。去年のマリーンズは、一昨年の地ならしのような時期を経て今江・西岡が花開きましたが、今年の讀賣のメンバーにそれが当てはまるかどうかは甚だ疑問です。去年の堀内体制でまったく日の目を見なかった選手たちですから張り切っているのは分かりますが、シーズンは長丁場です。最初の年からトップギアで走り続けるのは酷というものです。6月以降暑くなるにつれて調子を落としてくるのではないでしょうか。
またスンですが、どうしてセリーグのバッテリーは攻めが甘いんですかね?弱点を見つけるとその付近ばかり連続して投げます。前後の捨て玉がまったく無いので、いくら外に逃げるスライダーに弱いスンでも、そこばかり投げてれば当たります。インハイを見せた後に外に逃げて落ちるスライダーやカーブを投げておけば、彼は人間扇風機ですよ。インコース見せると言ってもインローは彼の好物なので禁物です。インローは切れの良いフォークにも対応する技術を持っていますので、インコースは高め、それも力のある速球でなければなりません。パリーグのバッテリーにはそればかりやられて居ましたから成績が上がりませんでした。彼がセリーグへ行きたがったのもその辺に理由があると思います。今年見ていても特に技術が上がったようには見えませんから、やはりセリーグのキャッチャーの攻めが間違っているとしか思えません。なんてこと書いといて、サトや将が甘くなりそうで嫌ですけど。(WBCのアジアラウンドでサトがそうだったので)

と、言うことで総括しますとずばり今年の讀賣は3位でしょう。マスコミは今から“優勝”だなんて騒いでますけど、そうは行かないと見ています。中日と阪神の競り合いにどこまで食い込めるかにかかって来るでしょうね。

マリーンズとしては、交流戦で今年こそ6勝0敗を達成して欲しいなあ。去年は1つ負けちゃいましたからね。