幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

軽く。

M 2 - 4 B ◇千葉マリン◇観衆12,115人

B:○工藤(2勝4敗)-木塚-Sクルーン(16セーブ)
M:●久保(6勝4敗)-川崎-荻野-薮田
本塁打】金城6号(横)

正に「おじさんに軽くひねられちゃった」感じの敗戦です。しかし工藤は私と同い年の癖によく投げるもんです。私なら草野球でも3イニング・50球くらいが限界です。それに、そんなに投げたら次の日肩が上がらないですし(笑)

今日は工藤の老獪な投球術に、まんまと嵌って行きましたね。元々マリーンズは縦系の変化球には弱いので、工藤を打ちあぐねることは分かり切っていたのですが、今日の工藤は制球も良かった為に8回途中まで完全に封じ込められちゃいました。

あれだけの落差のカーブでコーナー、高低ギリギリをかすめるようにカウントを稼がれたあとで、インコースにズパッとストレートを見せられると、次のタイミング外されたカーブで内野ゴロや打ち損ねのフライばかりを続けてばかり。

http://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2007/il2007062501.html(ニッカンスコア)

ここまで打てないと笑っちゃうしかないです。ストレートに勢いがなくなり、カーブのコントロールが甘くなり出した7回からようやく捕らえ出しますが、サブロー、サトの連打で迎えたワンアウト1・2塁のチャンスに竹原がカーブの後のフォークにつられて内野ゴロ、ワトソンは遅いカーブには手を出さなかったくせに139キロのストレートに見事に振り遅れファールフライとヨレヨレのおっさんを攻め切れません。

ここで、ベイスターズはおっさんの完封の可能性を守るため、リリーフを送りませんでしたね。これはちょっと甘いぞ、ゲームのポイントになるかな、などと淡い期待をしてしまいますが、それ以上にマリーンズの打線に策が足りません。ワトソンはまるで打てそうに無かったので、大松を代打で出して欲しかったですね。っていうか指名打者でワトソンなら、はじめから大松で良い様な気がするのは私だけでしょうか。

こういう投手の時は狙い球絞って攻めるしかないんですけどね。何だかいつでも打てそうってなめてるうちにイニングがどんどん進んで、SONICの取られた4点を回収出来ずにゲームセットを迎えてしまいました。

まあ、それでも川崎-荻野という次世代の中継リレーを見られたので、負けてしまいましたが私は満足です。6・7回をピシャッと抑えた川崎、そしてその川崎が無理な3イニング目に行かされて作ったノーアウト1・2塁のピンチを無失点で切り抜けた荻野・・・。Yahoo!動画で解説の沢井が「がむしゃらに投げてるから」って川崎・荻野を評していましたが、単にそれだけではないですよ。サトのリードに応えるだけの制球力も球威も兼ね備えています。今や名前だけで投げている状態の藤田より、はるかに信頼が置けると思うんですけど。こういったリードされている場面だけで使うのはもったいないと思いますよ。

 

3年目の交流戦もやっと終わりました。去年同様、終盤に失速してしまった交流戦、しかも今年は怪我人続出で、29日から再開される公式戦の相手が、交流戦終盤で調子を上げてきたホークスだというところが何とも辛いですが、まあ今は多少の連敗も仕方ないでしょうね。ピッチャーの調子も落ちていますし、怪我人が戻るまで何とか5割で持ちこたえていれば、シーズン終盤に望みを繋げるように思います。