このアメリカ人は、まだ戦後の惰眠から目覚めていないようですね。
「原爆、戦争終結に役立った」=改めて正当性強調-米高官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000055-jij-int
アメリカ人が、日本に原爆を投下した理由を正当化する論法として、原爆を落とさなければ、日本人は全員が玉砕していたかのようなことを平気で言いますが、それは何を根拠としているのでしょう?
ここのところ、この国の下院で頭のおかしなホンダという議員が、これまた何の史実に証拠も無い“慰安婦”問題で日本の戦争犯罪をでっち上げることに腐心されていますけど、その流れとこのジョゼフ氏の発言は、何か繋がっているんでしょうか?
事実と違うことで日本をそんなに糾弾して、何が楽しいんですかね?
アメリカのアジア戦略の力点を、日本から中国に移行させてしまうのは勝手ですが、こういった日本の国としての尊厳を傷つけるような発言は、金輪際止めていただきたい。
原爆で、どれだけの罪の無い人が苦しんで亡くなったか。これはどんな理由をつけても、どんなに「日本の自己責任」と決め付けてみても、アメリカの当時の大統領、トルーマンの暴走は罪深いものだと、私は考えます。
この戦争責任は、アメリカには取っていただけるのでしょうか?
私のブログの過去記事で取り上げた本でも読んで、反省してください。
原爆を投下するまで日本を降伏させるな――トルーマンとバーンズの陰謀
- 作者: 鳥居 民
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 単行本
この本は、新しいAmazonの書評を書かれた方によると、単なる著者の創作による部分が多いのではないか、との評価もされています。しかし、私は推測で書かれている部分は確かに国家機密にかかる事項であるので史実は残されていませんが、それ以外に残された資料からは、充分に類推出来る内容であると思います。
ご興味のある方は、一読をお勧めいたします。