幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

どうでしょうね。

日本人宇宙飛行士・山崎直子さんが「最後のスペースシャトル」による搭乗任務を終え、まもなく地球へ戻ってくるそうです。ただ、悪天候で1日伸びるようですが・・・。

報道を見ても、個人ブログのエントリを見ても、果てはYou Tubeのコメントを見ても、山崎さんに対しては“賛辞”一色ですが、私はちょっと違うのです。

ママさん飛行士 宇宙へ ~ You Tube

youtu.be



一番辛かったこと・・・は、スペースシャトルの事故で、計画が延びたことなのですね。家を守っている人は、多分もっと辛かったでしょうに。

このYou Tubeではなくて、どこかのテレビでのインタビューを見ていたときに、「宇宙に来ることの出来た感謝の気持ちを誰に伝えたいですか?」と言うような内容の質問に対して、このように答えていたのが、引っかかっているのです。

「両親や子供・家族みんなと、支えてくれたすべての人に感謝したい」

この返答は、確かに優等生的で良い内容です。でも、一番感謝すべきはご主人ではないですか?
男女同権で、能力のある女性だから、夫はフォローに回るのも当然ですか?

違うと思います。

私が、同じように宇宙飛行士で、妻も同じ夢を持っていて、それでも家庭の為に諦めて私の夢を支えてくれたとしたら、私はこう言うでしょう。

「同じ夢を持っていたのに、私の為に諦めて支えてくれる妻に感謝したい」

山崎さんの本当に感謝するべき相手は、同じ夢を持っていたのに妻の夢の為に諦めて子育てと家庭を守ることに専念した、ご主人だと、思うのです。

同じ夢を持っていたなら、それで愛し合って結婚したなら、その苦しみに対してまず敬意を払うべきではないかと、私は思うのです。

どちらが仕事が良く出来るか、そんな問題ではなく。
ご主人も、最初から主夫になるつもりであれば、心を患うこともなかったでしょう。なんでも、山崎さんが宇宙飛行士の訓練に明け暮れる間、ご主人は子育てとご主人の親御さんの介護でノイローゼに近い状態にまで、なってしまったとのこと。

しかし、不思議なのは今日現在でこの山崎さんに関するネガ情報を検索しても、何もヒットしなくなっています。山崎さんの“功績”に異論を唱えるつもりはありませんが、優秀な管制官の卵が夢を捨て、主夫となってサポートしてくれているのですから、もっと気持ちを伝えて欲しい・・・そんな風に思ってしまいました。

宇宙主夫日記(育児編) ~ You Tube




宇宙主夫日記(介護編) ~ You Tube