今朝、いつものように朝食を息子に食べさせて、片付け物が終わった頃から、私の頭の中でこの曲がループを始めました。
存在 / 尾崎豊 ~ You Tube
あまりにも止まらなくなったものですから、出勤時間が迫って(と、言うか過ぎていましたけど・・・)いたのに、このアルバムをSonicStageに取り込んで、Walkmanへ転送してしまいました。
回帰線 尾崎豊 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%B8%B0%E7%B7%9A_%28%E5%B0%BE%E5%B4%8E%E8%B1%8A%29
尾崎の没した月にファーストアルバムを取り上げ、生まれ月にセカンドアルバムを取り上げたのは、何かの偶然でしょうか?
実は、私が最初に尾崎に触れたのは、こちらの「回帰線」でした。
大学中退後に働き始めた春先、ちょうどこのアルバムが発売になり、こちらもまた私がハマッてしまった八田雅弘と同じように新聞の音楽紹介の記事を読んでから、興味を持って買い求めたのです。
しかし、尾崎のアルバムは私の想像を超えていました。
レコードに針を落とすと、彼の詩をしたためたノートの中に紛れ込んでしまうような、ひと言ひと言、自分の言葉がスピーカーから流れてきている・・・そんな錯覚に陥るほど一気に彼の世界に引き込まれてしまいました。
尾崎豊 / Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E5%B4%8E%E8%B1%8A
尾崎とは私は年齢も2つしか違わず、(もちろん私が年上ですが・・・)父親が防衛庁勤務ということもあり、何故か不思議な親近感も手伝っていたのでしょうね。
“十代のカリスマ”・・・そんな呼ばれ方をしたのは、当時校内暴力の嵐が吹き荒れ、荒廃した学校に、尾崎の歌詞を先入観だけで同一視してしまった当時の社会情勢の影響でしょう。
実はとても周囲に気を遣う繊細な普通の若者で、だからこそここまでピュアな言葉を力強く生み出すことが出来たのではないかと、思うのです。
卒業 尾崎豊 ~ You Tube
一部で「神格化」してしまい、その死までもが良からぬ噂と中傷に塗れてしまっておりますが、近親者の言葉で本当の尾崎豊の姿を垣間見ることが出来るように、今の公式ホームページは構成されています。
尾崎豊 公式ページ
http://www.ozaki.co.jp/index.html
そんなことに思いを馳せながらこの曲の歌詞に触れると、「俺も、負けていられないな・・・」・・・そう、思いを新たにさせてくれます。
♪受け止めよう 目まいすらする 街の影の中
さあもう一度 愛や誠心(まごころ)で立ち向って行かなければ
受け止めよう 自分らしさに うちのめされても
あるがままを受け止めながら 目に映るもの全てを愛したい
存在 尾崎豊 ~ 歌net
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND2891/index.html
さあ、私も・・・何度、何回も打ちのめされても、全てを受け止めて、また立ち上がらなければ・・・。
例え相手がどんな汚い手を使ってきても、愛や真心で立ち向かって生きたい・・・
私の心にも、尾崎を愛する全ての人の心にも、尾崎はまだ力強く歌いかけてくれています。
ありがとう。。
音楽