前回、“熱反射ガラス”によって断念したETCですが、今日一念発起、取り付けに再チャレンジしました。今回は天気も良かったので、写真つきでレポート出来ます!
まずはダッシュボード取り外しです。ヘックスローブドライバーでフロントウインド下の3箇所のビスを外します。(空調の噴出口の間に、丸い目隠しのキャップが嵌っていますが、これをマイナスドライバーでこじって外すと中にネジがあります)
ダッシュボード
目隠しのキャップを外したところ
ダッシュボードは意外とアバウトについているので、(フランス車ですから・・・)まず前部パネルを持ち上げて(一箇所だけいっぺんに持ち上げず、徐々に全体的に持ち上げないと、プラスチックの爪で引っかかっているだけなので、折ってしまわないように注意!)前部が浮いてきたところで手前に引っ張ると、外れます。
無事外せました 前回に残していた本体への接続の線が出てきました
そして電源調達。これは前に作業した部分ですが、写真つきにしますね。
ヒューズに差し込んで電源を取り出すパーツを調達し、バッテリー(B)はストップランプのヒューズ(5A)から、ACC(アクセサリー)はシガーライターのヒューズ(5A)から取りました。
ヒューズボックス内部 黄色いのがETC用に取り出した線です
ヒューズ差し替えるときだけバッテリーのマイナス端子外しました。セニックは車載のコンピュータはメモリで保持されているようなので、燃料のオドメーター系のデータ以外はちゃんと残りますし、バッテリーを再接続した後も、特別なリセット作業は不要です。但し、純正のCDラジオは、セキュリティキーを入力しないと使えません。バッテリー端子を外す前に必ずセキュリティキーのチェックをお忘れなく!
電源周りでは、なんと言ってもアースに難儀しましたね。ネジと言うネジが、アース取れないので、本体が動作しません。導通チェッカーも買いましたが、アースを取れそうなところまで線が届かず確認出来ません!(買った意味が無い笑えない事実)結局は本体に繋いで動作するかどうかで、チェックしちゃいました。あんまりお勧め出来るやり方ではありませんが・・・。アース繋ぐたびにバチバチ言ってましたし。
そんな危険なやり方でしたが、ヒューズボックス内のフレームはアース可能、そしてインパネ外した後に出てきたインダッシュを支えるボルトが2箇所あったのですが、そこはアース可能と判明しました。でも結局アースを取ったのは、アクセルのすぐ裏のボルト。前の2箇所では、ETC本体へ繋ぐケーブルの線が、長さ不足で繋がらなかったので。運転の邪魔にならないようにカーペットの裏へ線は潜り込ませました。
アースはアクセルペダルの裏のボルトから取りました
セニックのフロントウインドウで唯一電波を通す部分は、ルームミラーの下です。よって肝心の本体はやけくそでここに付けてみました。
この部分しか、電波は通しません 後ろの景色で、ご近所さんならどこだか分かっちゃいますね!
このルームミラー付近に本体を取り付ける方法を悩んだ末、ステーを使って本体を支えることにしました。さて、そのステーをどうやって固定するか、ですが試しに室内灯を外すとその裏に、ちょうどおあつらえ向きの穴がありました。写真はステーの影になってちょっと見にくいですね。
この穴に、石膏ボード/中空壁にボルトを付ける、ボルトアンカーをホームセンターで調達し、ネジ止めしました。
本体への配線は、フロントAピラーを外して中にはわせ、フロントウインドウの部分も、ガラスと内装の境目から内装の下に押し込んでルームミラー付近まで取り回しました。まあまあ綺麗に仕上がったでしょ?本体とステーは、まだ固定していません。
仕上がりは、こんなイメージ
この状態で、またまた実験走行にチャレンジ!京葉道路を幕張I.C.から入り、船橋料金所でETC/一般レーンへ・・・ドキドキしながらもゲートが近づくと、以前よりも明瞭に、「ポーン!」と音がしました。20キロ以下に減速し料金所へ入りましたが、前車が料金を支払って出た後、すぐに“普通車 200円”の表示が出ました。料金所のおじさんに、念には念を入れて小銭を用意して減速すると、ゲートがちゃーんと開いてくれるではないですか!!!
おじさんも、手で“通って良いよ”の合図をしてくれます。ちゃんとETCが動作してくれた瞬間ですが、こんなに嬉しかった出来事って今年初めて級です。一度は断念しかけただけに、嬉しさもひとしお、でしょうか。
本体はまだ固定していませんが、ステーに両面テープで貼り付けてしまうと、ガラスの掃除に難儀しそうなので、マジックテープで付けようかな、と考えています。今日はとにかく動作の確認が出来たことで満足ですね。