幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

論争。

年金問題について、私的にはエントリーを上げるほどの見識も意見も持っていないのですが、ちょっとした“ブログ間論争”が発生していまして、私も興味深く拝読させていただきましたので、ここでご紹介したいと思います。

お二方のブログとも、私のブログのRSSリーダーには登録されており、左サイドバーにある“読んでいるブログ”には更新情報が上がってくるので、時間のあるときには私も時折お邪魔させていただいているブログです。

その二つのブログはこちらです。(あらかじめ申し上げますが、ご紹介の先・後に他意はございません)

isologue-by 磯崎哲也事務所 http://www.tez.com/blog/

 

bewaad institute@kasumigaseki http://bewaad.com/

 

この論争はまず、“isologue”の磯崎さんがアップした 「年金を受け取れる権利」なんて、もともと存在しない と言う記事に、“bewaad institute”のwebmasterが  「年金を受け取れる権利」は当然存在します で、反論を提起したところから始まりました。

真剣にエントリーした記事であればあるほど、一方的に反論を上げられると私のような出来の悪い人間はついつい感情的になってしまいます。しかし“isologue”の磯崎さんは、ここで単なる批判で終わらずに、きちんと (補足編) で 受けて立って居られたところが良いですね。

人は誰しも、自分が本心から信じていること、真剣に主張していることに対して、真っ向から反論されると、たとえその反論に一理あっても、なかなか認めにくいものです。それをこの両ブログのwebmasterの方は、破壊的にならずにお互いの主張をきちんと通されていらっしゃいます。

最近では一時のブログブームもひと段落し、炎上や批判が怖くてなかなかきちんとしたご意見を述べられたブログにお目にかかることが無いのですけど、このお二方の主張を拝見しまして、何故かとても清清しい気持になりました。

このところはブロガーの間でも、不特定多数に公開されるブログを避けSNSへ逃避してしまう方も増えているというのに、ここまで充実した論争を公開されたブログで建設的にされていらっしゃることについて、感服いたしました。

SNSでのアップであれば、つまるところ自分と意見の近いもの同士が集まってしまうことになり、反論が怖い人やちゃんとした論陣を張る自身の無い人の逃げ道になってしまっているような傾向が感じられます。それはそれで“棲み分け”になるのでしょうが、私に言わせるなら「だったらネット上でわざわざ自分の意見を発表しようと思うなよ」と考えてしまいますね。

 

私自身の、この年金問題について意見は、特にこのお二方のようには持ち合わせてはおりません。ですから中立にどっちもうんうん、と頷いてしまったのかも知れませんけど。

 

お二人と違って私がこの年金問題について触れるとするならば、この程度です。

http://townwork.net/h/r/Fh30010s.jsp?lac=01&jmc=00302&rid=04189511&axc=03

2ちゃんねるでも話題になっていたようですが、社会保険庁が呑気に“年金ダイヤル”のオペレータの派遣社員を募集しているんですよ。さすがにもう、求人の期間は終了していますけど。

これって、どうにも納得出来ないですね。今まで国民が支払ってきた年金の行方が良く分かっていない中で、その問い合わせを受けるために民間に業務を丸投げして、その費用をまた「国税」で払ってもらおうって言う魂胆ですから、社会保険庁のお役人の感性のズレまくり方が痛感出来ます。

しかも、これ、問い合わせるのは年金が消えてしまった方々、受けるのはいわゆるフリーターで、年金を支払っている割合がもっとも低い人たちです。なんていう酷い構図でしょうね。その電話でのやり取りを想像すると、余計にやりきれなくなります。