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幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

この頃。

消費者金融

ようやく、以前から業界の人間が主張してきたことと、ちゃんと“公平”な視点から記事にしていただけることが、多くなりました。

今回の週刊ダイヤモンドの特集は、中々良いですね。読み応えもありますし、また切り口も鋭いです。

週刊ダイヤモンド 7月31日号 特集「サラ金消滅 ローン難民」
http://megalodon.jp/2010-0727-1025-09/dw.diamond.ne.jp/?banner_id=t1dia017
Web魚拓

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このところ消費者金融業界に好意的な記事が多かったダイヤモンドですが、今回の特集は力がこもっています。私も思わず熱中して読んでしまいました。

この貸金業法改悪に対し、私のような元貸金業者・そして業界関係者は施行後の混乱を指摘していました。貸し渋りによる市場の収縮と中小商店・零細事業者の倒産や、それでも消えない資金ニーズを満たすためのヤミ業者の跋扈など、端から分かりきったことでした。

本当に多重債務者問題を解決するならば、金利の規制より先に貧困の問題を解決しなければならないからです。

それをあろうことか金融庁のワークグループは金利を利息制限法への一本化という市場原理を無視した訳の分からない方法を選択した上に、融資総額を収入によって制限するという暴挙にまで及んでしまいました。まったく、金融のことを何も分かっていないのに、その場の雰囲気だけでの素人理解で決めてしまったことですから、このような最悪の法律になってしまったと言えるでしょう。

金融庁は、この悪法の完全施行で5件以上の多重債務者が14.7%から5.8%に減少し、借り入れ額も116.9万円から81.5万円へ低下した・・・などと“自画自賛”の数値を発表しましたが、貸金業者の登録数が3万件から数千件へほぼ10分の1まで減っていることを考えれば、当然の数値です。

しかし、この馬鹿げた法改正で、消費者金融というひとつの業界を壊滅させておいて、その悪影響は封印し、効果だけを捏造しているお役人達は、早くどっかへ消えてもらえないでしょうか?そうしないと、本当に日本全体が世界から取り残されることになります。

金利の規制に貸し出しの総量規制を加えるなんて馬鹿げた事を法律で定めた国が、他にありますか?上限金利も貸し出し総額も、本来は市場原理に委ねて決定すべきで、法で管理出来る代物ではありません。金利はリスクの対価ですし、貸し出し総額は返済方法や借入内容によって大きく返済可能額が変化するからです。支払能力を単純に年収対比の借り入れ額だけで制限する幼稚な発想は、個人的に信じる分には構いませんが、それを法律にしてまで制限するのは愚の骨頂、無知の極みです。

このダイヤモンドの記事のチェックがしっかりしているところは、消費者金融が消えたことによる経済へのダメージを、具体例をもって示していることです。

そのひとつは大阪での家賃の滞納の急増、もうひとつは沖縄の中古車販売業者の壊滅です。完全施行からまだそれほど日が経っていないにも関わらずこの状況ですから、これからもっと状況が悪化するのは火を見るより明らかです。

貸金業者をとりまく環境は、この法の改悪の他、過払い利息返還請求でも、別の流れが徐々にではありますが、確実に動き始めているように、思います。どこの世界で商事時効が経過したものまで、「利息を返せ」などと馬鹿げたことを言うことが通るでしょうか?

これまで「雰囲気」や「空気」で消費者金融を蔑視し虐げてきたツケは、社会全体に津波のように押し寄せてくることになるでしょう。

どうせそのときは、この悪法を生んだ張本人の政治家やお役人は、しらばっくれるのでしょうけど。

そろそろ、動き始める必要があるかも知れません。私の、信じるものの為に。

 


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