楠瀬誠志郎さんのアルバム紹介・第三弾はこちらです。
1991年8月発売の「数千の星」です。
楠瀬誠志郎 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%A0%E7%80%AC%E8%AA%A0%E5%BF%97%E9%83%8E
私が楠瀬さんを聴き始めるきっかけとなった、「記念すべき」アルバムです。
もう、写真でご覧いただけるようにケースの白い部分が変色して黄ばんでいるところが、時代を感じさせますね(笑)。でもサウンドはそんなことはありません。むしろ、現在の日本のヒットチャートを賑わす、何だか空虚な感じの音楽もどきとは比較にならない、別の次元の音楽だと思います。
どうも、音楽が商業化されすぎてしまっていますよね。これは近々別エントリーで書きたいと考えていますけれど、今の日本のミュージック・シーンは不健全過ぎます。CDが売れないのも当然ですよ。音楽をビジネスとしてしか捉えず、リスナー不在の音楽を垂れ流し続ければ、本当に“音楽”を聴きたい人が離れるのは自明の理です。
楠瀬さんもオリジナルアルバムの作成を手がけなくなって久しいですが、やはりこういう曲を思い出したように聴いてしまうと、まだまだ新しい作品を生み出して欲しいって、思います。
「来るなら来い」 / 楠瀬誠志郎 ~ You Tube
この曲、このアルバムを良く聞いていた頃ものすごく思い出に残っているのです。ちょうど最初の「人生の壁」に大きくぶつかっていた頃でもありますし、その中でも下を向いて歩きたくなかった私の気持ちに響いてしまって、今聴いても当時のことを鮮明に思い出します。
でもこの曲の歌詞、今の心境にもとても合っているかも・・・?
「来るなら来い」、どんな悲しみでも、切なさでも、それを超えてゆく度に強くなっていくものですから。