幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

責任。

2019年夏の高校野球選手権千葉大会、母校・習志野は8年ぶり9回目の甲子園出場となりました。

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今日はラッキーにも公休日でしたので、一も二もなくマリンに向かいました。

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小林監督は選抜出場を決めた時から、ナインに対して「甲子園は夏の大会のことを言うんだよ」と、話していたとのこと。

選抜で勝ち進んだ学校が陥る罠に嵌らなかったのは、小林監督の「先」を見据えた指導が功を奏したのでしょう。
何よりも準決勝の木更津総合高校戦で、9回裏2死ランナーなし、普通の高校生ならもう諦めて泣き出してしまう選手が多いのですが、習志野高校ナインは違いました。

エースの飯塚君は次の延長戦に備え肩を作るためにキャッチボールを始めましたし、ベンチの誰一人として泣き出すような選手はいませんでした。

「ゲームセット」となるまでは試合中で、その試合中であれば自分は何をすべきかということを個々に考え実行することが出来る、今年のチームの強さをそこに感じました。ですから私も状況は非常に厳しかったのですが、負けるというイメージは全くありませんでした。

いくら伝統校とはいっても公立ですから、今の主流である各地域のシニアチームとのパイプもそれほどなく、資金に物を言わせる私立校の攻勢には押されっぱなしの近年ですが、それでも実績と伝統で習志野高校を志望してくれる有力選手が皆無ではないことが、せめての救いです。それにしても今年は“役者”が揃いました。選抜大会では後に控えるエースの飯塚君と比べると、今一つだった出来の山内君が、本当に素晴らしい安定感を持った投手へ成長しました。
今日の決勝戦もそうですが、ツーアウトになってからでもランナーを出したらそれを繋げるバッティングが出来ます。単に「粘り強い」と表現するだけでは足りない何かを、今年の習志野高校ナインは手にすることが出来たように、感じます。

選抜では本当に無責任な「サイン盗み」批判で一部から激しいバッシングを受けることにもなりましたが、やっていないものはやっていない、だから気にせず自分達の野球に徹する事の出来る精神的な強さを、星稜高校の監督には育んでいただけたようにも思います。

夏の甲子園は、選抜の忘れ物を取りに行くために神様が与えてくれたチャンスでしょう。自分達で決めた目標。そこに向かってきちっと準備して大会に挑んで下さい。
頑張れ習志野高校ナイン、雑草の如く逞しく!!

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