幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

託児所。

このエントリーは、私の知り合いの話を元に作成致しました。

少子化、と言う言葉ですべてを片付けるのには抵抗がありますが、こういう託児所があって、ニーズがあるってこと自体、日本のお偉いさんには考えていただきたい。
特に、「産む機械」発言を、鬼の首を取ったかのように批判した民主党社民党の女性議員さん達には。

公立の保育所の待機待ちは、都内(この知人の場合は板橋区)は絶望的状況です。

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/hoiku/shido/hoikukeikaku/shin.html
行政も頑張っては居ますが、“焼け石に水”の状況です。

そうなると、復職が決まってすぐに公立や認可された保育所へ入所出来ることなど奇跡に等しく、最初は民間の無認可託児所を利用せざるを得ない部分があります。

ただ、無認可保育所の実態はどうでしょう。

池袋と立川で、英会話教室と保育園を経営するトムインターナショナルスクールというところがあります。
http://www.tom-is.jp/index.html

知人は、以前の会社の同僚の女性。一昨年夏に出産し、今年の2月から職場復帰と共に、この保育園を利用することになりました。

トムインターナショナルスクールも、ホームページの案内を見ると、立派な紹介が並んでいますね。でもその実態は酷いものです。


保育時間、7時から10時間半預けてオムツ換えはたったの1回。(知人がお迎えにいってすぐオムツを換えた状況を、責任者が見ていて、翌日からは2回にはなったようです)30人以上の子供に、保育士がたったの3人。幼児じゃないですよ、乳児ですよ。都会の狭いマンションの室内に芋の子を洗うような状況です。こんな状況ではオムツも換えられないし、乳児への水分補給が行き渡らないでしょう。働いている保育士もアルバイトです。中には本当に子供が好きで、子供に優しく接している人も居ますが、こんな状況では忙しくてイライラするバイトも居るでしょう。そんな状態では子供はなつきませんし、発熱や食欲不振などの子供の異常を見つけてやることすら出来ないでしょう。

もちろん、感染症を防ぐことも困難です。知人のお子さんは、1週間に2日は何か病気を貰って熱を出してしまいました。挙句はロタウィルスに感染した兄弟が、同じ保育園へ預けられ、うつされて入院する羽目になってしまったのです!入院は1週間近くにも及び、20日以上経った今でも完全に回復していません。

公立であれば感染症は病院からの登園許可証無しには預けることは出来ません。でも、無認可ですから、親に「大丈夫」と言われればどうにもならない部分は否めません。しかし、園内で感染したものは、いくら民間とは言え管理責任はあるでしょう。それでもこの保育園は、感染児童が居たことの責任を一切認めません。頑として「うちは(医師からの)完治証明がないと登園させない。この兄弟ももらってすぐ破棄したけど必ずもらっている」と強弁している状況です。でも、そんなもの本当にもらっていたら、捨てませんよね?

保育園の管理上の問題で、感染症になったのですから、常識的にみてもお見舞金とか入院費用の負担とかするのが当然の状況です。それでもこの保育所は、入園時の念書を楯に、頑として責任負担を認めません。そればかりか預けることが出来なかった期間の保育料すらも、この念書を楯に返還を拒否しています。

こんな綺麗なホームページで人を釣っておいて、とんでもないです。
http://www.tom-is.jp/nursery/index.html

英会話教室なんてどうでも良いから、ちゃんとオムツ換えてちゃんと水分やって、感染症を防ぐ対策をして下さい。

この写真見ても、「子供密度」高いですね。

余談ですが、この保育園、子供の状況を尋ねようと何回か電話掛けたら「この電話は、お客様の都合で通話が出来ない状態になっています」・・・っていうアナウンスが流れたそう。まるで督促の電話かけてるときみたいです。よくありますからね、債務者宅が電話料金未納で通話出来ないって。でも、これは保育園ですよ。そんなにお金ないんでしょうか?

新しくお子さんを預けようとお考えの方は、ご一考を。