あまりに痛々しくて、取り上げるのが躊躇われていたのですが・・・
笑顔、介護の苦労漏らさず…清水由貴子さん自殺から1週間~ヨミウリオンライン
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090427-OYT1T00761.htm
亡くなられてから1週間、聞こえてくるのは本当に忍耐強く、家族に尽くしていた清水さんの姿ばかりです。
どんな時も笑顔で、周囲には愚痴の一つも弱音すら吐かずに、気丈にふるまっていたのですね。それでもやはり精神的にも、金銭的にも厳しかったのでしょう。こんな最悪の結果を選ぶ前に、少しでも周囲に相談してくれていたら、清水さんであれば助けてくれる人がいくらでも居ただろうに・・・と考えると、本当に残念でなりません。
清水さんが“最後の場所”に選んだ場所は、大好きだったお父さんのお墓の前でした。お母さんの介護でどんなに辛くても、妹さんや周りの人には悩んだ姿すら見せなかった清水さんも、本心ではお父さんに甘えたかったのでしょう。8歳でお父さんと別れたのですから、ずっとその後姿を追っていたのかも知れません。
お父さんが亡くなってからは、母親と妹の3人の家庭を守るために働き、少しでもお金になればと芸能界へ入り、お母さんが身体が不自由になれば付き添い介護し、介護の為に仕事も派遣のパートへ切り替えたり・・・自分の幸せなど一度も考えることなく、ただひたすらに家族のことばかり考え生きてきた清水さん49年間の一生を思うと、やりきれない思いになります。
しかも、本当は妹さんの為にも、お母さんを一緒に連れて行くつもりだったのに、直前で思い止まったこともどれだけお母さんのことを思っていたのか・・・そんなことを表しているような気がします。
たら・ればを言っても始まりませんが、清水さんのお父さんが早くに亡くならなければ、清水さんにはもっと違った人生があったでしょう。芸能界にも入らなかったかも知れません。
こんな心根の綺麗な方が・・・私も、息子の為に少しでも長く生きられるように、身体には気をつけなければ・・・そう強く感じたニュースでした。
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