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幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

入学費用。

今年度から高等学校の授業料が実質無償化されましたが、一部で誤解が生じているようです。実際に高校生の子供を持たない人から見れば「高校、タダで行けて良いね」ぐらいにしか思われていないのです。

現実には、公立の高校でも、授業料は月額1万円程度、それが公費支給になりますが、そのほかにPTA会費や学校の運営経費で必要なものは保護者から回収することには変わりはなく、うちの息子の通っている市立稲毛高校の場合でも、月額7千円程度の支払いは必要です。

公立高校無償化・高等学校等就学支援金 ~ 文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1292196.htm

この“高校実質無償化”の報道の煽りで、思わぬ支障が生じていることがあります。

話題:「あしなが募金」 協力を呼び掛け 札幌市 ~ 毎日.jp
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100425hog00m040008000c.html

交通事故や病死などで父親を失った家庭の教育費を支援する“あしなが育英会”の寄付ですが、このところの不況で減少の一途をたどっていたものが、この高校無償化報道で更に街頭募金の金額に影響が出ているそうです。街頭で募金を求めても、「高校、無料になるから募金しなくても良いでしょう?」・・・そう言って募金を渋る人が増えていると言うのです。

この「高校実質無償化」制度の一番の悪い点が、ここにあります。本当に支援の必要な人は、既に減免の扱いになっているのに、それを殊更に「弱者救済」の法案のように扱うやり方が、どうにも許せません。

本当に支援する気があるなら、どうしてこういう細かいところまで制度を詰めないのでしょう?

子ども手当ての件にしても、ダム建設問題にしても、高速道路無償化問題にしても、制度を一貫した理念で作り上げていないから、お題目を達成出来ているものが何一つありません。挙句、官僚の思いのままに法案も骨抜きにされるような体たらくでは、本当に何の為に政権交代をしたのか、まったく分からなくなっています。

高校進学の費用も、うちの息子の場合でも入学金や授業料などの負担増に加えて制服や体操服の新調、教科書の購入、通学の定期代や教材購入費用、それ以外にも買い揃えるものが予想よりはるかに多く、なんだかんだであっという間に50万以上が消えて行きました。
住宅ローンと家賃の二重苦に貯金ゼロの状態では、この2ヶ月の支出は正直辛かったです。


子どもの居ない方は平気で「子どもを作ったのなら金銭的負担は当たり前」と言いますが、私は自らの意思で子どもを作らない方には、こう申し上げたいです。
「次世代を育てるという大切な責任を放棄しているのだから、社会負担は子育てをしている人よりも多く支払うのが当然でしょう?」・・・と。

人間、最初は誰でも「子ども」として生まれます。でも、人間として完結するには、親となって子どもを育てなければ、絶対にたどり着けない境地があります。

自らの意思で、子どもを作らなかったのなら、せめてこの“あしなが育英会”には、協力して欲しい・・・。私はそうお願いしたいです。子育てしなくても、気持ちの面で子育てしていることに、繋がりますから。


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