音楽がこだましてくる・・・って、そういう時は何がきっかけでその曲になるのかは分かりませんが、今朝はこの曲が頭で流れ出して止まらなくなってしまいました。
例によって急いでXアプリで取り込んで、Walkmanへ転送し、今日の電車のお友達になりました。
PV 高野寛 Besten Dank ~ You Tube
この曲は、私と同世代の方なら、CMソングで記憶に残っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
バブル絶頂(笑)の頃、スキーブーム真っ只中でしたね。スキー関連のCMが多かったですけれど、この曲もスキーウェアのCMに採用され露出も多かったので、当時はヒットチャートにもランクインして、アルバム“AWAKENING”同様にヒットしました。
MIZUNO ケルビンサーモ2 CM ~ You Tube
ベステンダンク/高野寛 歌詞情報 ~ Yahoo!Music
http://music.yahoo.co.jp/lyrics/dtl/KAA063052/AAA247551/
この“ベステンダンク”は、メロディの美しさもさることながら、東西冷戦当時のベルリンの壁をイメージしたと言われる文学的な香りのする叙情的な歌詞も、その魅力のひとつです。最近のやたら饒舌で“しゃべりすぎ”の歌詞に辟易している私には、聞いている人にイメージするのりしろを響かせてくれる歌詞をもったこの曲を聴くと、「ああ、これが歌だよなあ・・・」ととても落ち着いた気持ちになってしまいます。1から10まで気持ちや景色の羅列で押し付けがましい感動を強要されるような歌詞は、それは詩ではなく単なるつぶやきに過ぎないと、私は思うのです。
ちなみに“Besten Dank”は、ドイツ語で「どうもありがとう」という意味になります。
収録されているアルバムのタイトル“AWAKENING”も、当然英語のスペル間違いなどではなく、ドイツ語の「目覚め」を意味する単語です。「EN」が余計だと思った人、英語に毒されていますぞ!(笑)
高野寛 ~ Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%87%8E%E5%AF%9B
高野寛公式HP HAAS
http://www.haas.jp/
Wikipedia見て初めて知ったのですが、高野さん私より年下だったのですね(笑)てっきりひとつ二つは年上かと(笑)
CMの挿入歌でブレークした高野寛ですが、それ以降はどちらかと言うと「売れ線」ではなく、「ミュージシャンズ・ミュージシャン」、つまり玄人受けするミュージシャンという本来の評価へ落ち着いて、堅実に音楽活動をされていました。
昨年、デビュー20周年でアルバムを久しぶりにリリースしたそうなので、そっちにも触手が伸びそうです。
私が持っている高野寛のCDは2枚。“CUE”と“AWAKENING”です。
どちらも、悲しいかな売れた分だけ中古市場に出回っており、Amazonでも1円という価格でたくさん売りに出ています(泣)
お住まいの近くで中古のCDショップがあれば、確実にどちらも1枚は在庫があるでしょうから、懐かしさからもう一度聞きたいという方も、今聞いても新しいと思う方も、是非一度、「高野寛World」をご覧になってみては、いかがでしょうか?