マジック。
久しぶりにMarinesの話題を。
こんな時期に首位にいるなんて、やっぱりコロナ禍や異常気象が続いているせいか・・・(笑)なんて思ってしまう負け犬根性の染みついたファンですが、このバファローズ三連戦始まる前で3ゲーム差。こんなのはちょっと連敗してしまえば吹っ飛んでしまうものですけれど、正直今年はうまく行き過ぎているので私自身「3つのうち、一つくらいは勝てるだろう」と高をくくっておりました。
いやあ、見事に「スウィープ」食らいましたね。
今年のMarinesは、五輪の日本代表に12球団中唯一誰も選ばれないくらいに、いわゆる「これ」と言った強みのある選手がいません。しかし野球はチームプレー。リーグ戦ともなれば誰かが調子を落とせば誰かが調子を上げて、それがうまい具合に回ってこの時期の首位をもたらしたと言えます。しかしこれから残り試合が少なくなってくると、ここ一番の勝負への執着心、個々の地力の差が勝負を分けてきます。
束になってかかって勝てるのは一発勝負のトーナメントだけです。やっぱり軸のないMarinesは、ホークスやバファローズとの競り合いになると、分が悪い。
やはり”絶対的エース”や、”頼れる4番”のいるチームは、求心力が違いますね。
それと、Marinesのナインに今足りないもの。
ここ一番の執着心でしょうか?
千隼が松本選手に投じたボールも、益田がT-岡田にこれまた不用意に投げたボールも、その投球直前の表情が集中力を欠いていたように見えました。
Marinesのナイン自身が「3つのうち、一つ勝てりゃいいや」って、心のどこかで思っていませんでしたか?
対してバファローズのナインは、皆闘志漲っていて(大下選手はベンチで煩すぎですが(笑))、打席に入っている一人一人の顔が、いい顔していたのが印象的です。
全員が、「スウィープ」するぞ!って意気込んでいましたよね。
まあ、3連敗してもまだ勝率で首位という状況は、有利には違いありません。
でも、これまで常に誰か好調な選手に引っ張られていたMarinesは、投打共に軸になれる選手がいない今の状況で、これからクライマックスに向けては、相当厳しい戦いが続くでしょう。
8回9回のメンバーが揃ったホークスはやはり不気味ですしね。
井口監督の言う「束になって戦う」ならば、ゲームに出ている全員が、一球一球に集中して、「1球でも相手投手に多く投げさせる」「一つでも先の塁を狙う」「守備についてもピッチャーの球種やコースをしっかり把握する」等を常に続けなければ、これから今の順位を維持するのは難しいでしょう。それだけ傑出した選手がいないのですから。
これからは誰かがそんな「頼れる4番」「絶対的エース」に育ってくれるのを、待っています。
早く帰って来て、種市。