幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

バブル崩壊。

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追突

もう1か月ほど経ちますが、出番を終えて帰宅途中、JR船橋駅で同僚を降ろしてから自宅までもうちょっとの所、国道357号線検見川神社入口交差点で信号待ち中に、後続の居眠り運転の軽ワゴン車に、追突されました。5時8分は交差点に停車した時間で、6時23分は救急車が出発した時間です。ノーブレーキでタックルされましたので、私のクルマは後部が大破し全損、私も一瞬意識を失い救急搬送されることになってしまいました。

 

事故後に酷い悪寒を感じた私は発熱していたようで、それが原因でしょう、救急の受け入れ先が決まらず現場で1時間以上待たされてしまいました。コロナなんてくそくらえですね、コロナを理由にめんどくさい救急搬送を断る病院が増えているんじゃないですか?なんて考えてしまいました。私はたまたま身体が頑丈で、これだけの衝撃でも脳に損傷がなかったから良かったですが、普通の筋力の人なら頭をハンドルやガラスに打ち付けているはずです。もし私がそうだったら、今頃こんなブログエントリーしている余裕なんてないでしょうね。とりあえず今のところは重大な外傷も頭部の損傷もなく、今は頸部に残った痛みと痺れの解消の為に、リハビリを続けております。

 

当然、6月26日以降は仕事は休業しておりますが、同僚からのLINEによりますとオリンピックの関連の輸送でまあまあの売り上げになっているそうです。まあ、そんなときに仕事が出来ない私のツキのなさは私の仕様ですのでどうしようもないですが(笑)

 

それでも、こんなことがあったのは看過出来ません。

bunshun.jp

ここでは敢えて触れませんが、開催そのものに色々な意見があった東京2020+1オリンピック。参加者や関係者と開催国の国民の隔離を実現されるために講じられたはずの「バブル方式」なる輸送方法は、他ならぬ組織委員会自身がぶち上げたものだったはず。

 

大会の参加選手や関係者は、組織委員会の手配するバスで会場と選手村を結んでいるのですが、肝心のバスの運転手は都内の交通に精通した人の手配が不足し、運行の遅延が常態化しているそうで、バスを待ちきれない人がタクシーを利用するケースが多くなっているそうで。

 

そのタクシーは、組織委員会の指定した東京で営業する大手・準大手の6社のタクシー会社に組織委員会からの指示で予約配車されますが、組織委員会主催のタクシー運転手向けの説明会で、それまで配布していたマニュアルとは全く異なる説明がされました。

 

運転手には、行先は大会の開催に不可欠な場所に限定し、途中下車も寄り道も絶対にダメだったはずなのに、この説明会での組織委員会は、こんなことを言いました。

 

「乗車した五輪関係者の指示が最優先」

 

・・・要するに、乗車した選手や関係者に「お台場で夜景を見たい」とか「おいしいレストランに連れていけ」と言われれば、そうしろと言ったのです。

 

当然、参加した運転手はおかしいと思いますよね?それまで散々「行先は大会の開催に不可欠な場所に限定し、途中下車も寄り道も絶対にダメ」と言われていたんですよ。

 

説明会に参加していたある運転手が、それをただ組織委員会に質問しました。寄り道はダメだったと思いますが、行けと言われればどこへ行っても本当に良いんですか?と。

 

その後、説明会は紛糾します。当然ですね、ダブルスタンダードでどっちが正しいか分からなくなったのですから。他の運転手からも同様の質問が相次いで、組織委員会の担当者は回答に窮してしまい、運転手側の申し入れで、ここで断言せずに持ち帰ってくれとお願いして、その場は収まりました。

しかし組織委員会はその質問した運転手の所属する会社に、発注していた夜間の送迎をすべてキャンセルして来たのです。その理由は、至極当然の質問をしただけの運転手の「講習会の受講態度が悪い」と因縁をつけて。

 

単に、組織委員会の担当者の理解不足というだけなのに、説明会の席上で”恥をかかされた”と、曲解したんでしょうね、組織委員会の連中は。

この意趣返しを受けた運転手が、その後どんな厳しい状況に置かれるかなんて考えもせず。

 

こういったお役人の強権的手法は、ネトウヨ連中に「アベガー」だと言われるでしょうが、でも正に第二次安倍政権以降に、明らかに多くなっています。森友問題然り、自分たちのミスは、自分たちの権力でもみ消すのが当然とばかりに、平気で無実の一般の人々を奈落の底に突き落とします。

 

オリンピックの件だけではありません。単に自分たちの不理解と間違いを指摘されただけで権力をふるって意趣返しだなんて、北朝鮮や中国と同じではないですか?いやまだ中国はマシかも知れません。

 

私も、事故の後遺症が酷く、未だに復帰の目途が立たない状況ですが、こんな状態で出庫するとは、相当に覚悟が必要ですね。でも同じように組織委員会の説明会へ出席する機会があったなら、不明な点はどこまでも追及します。たとえどんな意趣返しを受けたとしても。

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