幕張の風

So-netブログ「From Makuhari~幕張の風」から移転しました。 仕事のこと、ニュースのこと、音楽のこと、野球はMarinesと高校野球中心に書きとどめたいことを書いて行こうと思います。

恥知らず。

行き過ぎた少子化の反動で、小児科医の不足が問題になっていますが、そんな中でも自分勝手な人と言うのは、とんでもない発想をするものなのですね。

【風】待つのが嫌で「救急車」

うちの息子が小さい頃も、小児科の順番待ちには閉口していました。大きな設備の整った病院や、評判の良い先生の居る病院は、診療に呼ばれるまで2時間・3時間待ちは当たり前、という意識さえあったほどです。

それでも、40度近い熱を出している子供を、何時間も病院の待合で待たせなければならないのは、本当に辛いです。それにこんな状態では、本当に緊急を要する容態の子が入ってきたら、どうするんだろうなどと、そんな心配をしながら順番待ちをしていたことを、昨日のことのように思い出します。

しかし、だからと言って、自分の子供だけ早く診てもらう為に救急車を呼ぼうという発想は、どこから出てくるのでしょうか?救急車の意味を勘違いするにも程があります。救急を受け入れする病院だって、救急救命士の方だって、軽症の方を搬送する為に勤務している訳ではありません。こんな使い方をする人間はそれでも「子供が熱を出して不安なんだから救急で搬送してもらっても良いでしょ」などと考えているのでしょうね。

まったく「恥知らず」です。自分勝手にも程があると思いませんか?救急車はタクシーではないですし、診療の順番を優遇してもらう為の手段ではないんです。こういうことをなさる親御さんがいらっしゃると思うと、同じ日本人として恥ずかしくなります。せめて自分は、このような“恥知らず”な行動は絶対にしないように心がけなければ。